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[ニューイヤー杯]新助っ人MFアランダが存在感、千葉が福岡に5発勝利

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[2.2 ニューイヤー杯宮崎R 千葉5-1福岡 宮崎県陸]

 ニューイヤー杯の宮崎ラウンドが2日にKIRISHIMAハイビスカス陸上競技場(略称:宮崎県陸)で行われ、ジェフユナイテッド千葉アビスパ福岡に5-1で勝利した。新助っ人のMFアランダがゴールを演出したほか、PK奪取など存在感をみせた。

 ともに4-4-2システムを採用。千葉はGK藤嶋栄介(←鳥栖)、DFラインは右から多々良敦斗(←仙台)、若狭大志(←大分)、イ・ジュヨン(←栃木)、比嘉祐介(←横浜FM)。ダブルボランチをMF佐藤勇人とMFアランダ(←クルブ・オリンピア)が務め、2列目は右にMF小池純輝(←横浜FC)、左にMF町田也真人。2トップをFW吉田眞紀人(←水戸)とFW菅嶋弘希が組んだ。

 対する福岡は31日の鹿島戦(0-2)の3バックから4バックへ布陣を変更。GK兼田亜季重(←山形)、DFラインは右から三島勇太、田村友、堤俊輔、阿部巧。ダブルボランチをMF鈴木惇とMF末吉隼也が務め、2列目は右に坂田大輔、左に為田大貴(←大分)。2トップはFW邦本宣裕とFW平井将生が担った。

 試合は前半11分に千葉が先制。敵陣中央で吉田が競り合い、落としたボール。小池がはたき、拾った町田が右サイドへ展開する。抜け出たアランダがグラウンダーのボールを折り返すと、ファーサイドへ詰めていた菅嶋が飛び出たGKよりわずかに先に触り、左足シュートを決めた。東京Vから加入したFWが先制ゴールを奪取した。

 前半28分には千葉が追加点。アランダのパスに反応した小池が右サイドへ抜け、ゴールライン際からダイレクトで折り返す。ゴール前へ詰めていた町田が右足シュートを決めた。同35分にはアランダがPA左で田村に倒されてPKを獲得。これを吉田が冷静に決めて、3-0に突き放した。前半を折り返す。

 3点リードの千葉はハーフタイムに2選手を交代。多々良とアランダに代わり、DF北爪健吾とMF富澤清太郎をピッチへ送った。後半に入っても勢いの止まらない千葉は後半10分に4点目。若狭からロングパスを受けた小池がスルーパス。抜け出た吉田がPA内右へ切れ込むと、GKをかわしてシュートを流し込んだ。

 0-4に突き放された福岡は、2分後の後半12分に意地の1点。中央で受けた坂田のスルーパスに抜け出た為田が若狭とGKの間のスペースに走りこみ、シュートを決めた。1-4と3点差にする。

 千葉は後半16分に小池とイに代わり、MF長澤和輝(←浦和/ケルン)とDF乾貴哉を投入。町田のパスを受けた吉田が前線へつなぎ、受けた長澤がドリブル突破からPA正面でシュートを打つも枠外。ネットは揺らせない。その後は互いに複数選手を交代する。

 後半30分には同26分に途中出場したばかりのMF井出遥也が自らのシュートのこぼれに反応。PA右からダメ押しの5点目を突き刺した。その後はスコアは動かずに5-1で試合は終了。千葉が31日の熊本戦(2-1)に続いてのニューイヤー杯・宮崎ラウンド2連勝を飾った。同最終節は4日に行われ、千葉は鹿島アントラーズと、福岡はロアッソ熊本と戦う。

 千葉の関塚隆監督は「先制点は流れるようなゴールだった」と満足げな表情。決めた菅嶋は「裏を狙っていたが相手も対応してきていた。一枚が裏で一枚が足元という関係性は良かったと思う」と吉田との2トップへの手応えを語った。

 また指揮官は新助っ人のアランダについて、「Jリーグが初めてなので熊本戦は前半外で見ていて後半は中に入った。今日はだいぶJリーグの印象というのがつかめたんじゃないか」と評価を口にした。


●2016シーズンJリーグ全クラブ練習試合

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