ドルトムントMF香川真司は、6日に行われたブンデスリーガ第20節ヘルタ・ベルリン戦で、ベンチメンバーにも含まれなかった。トーマス・トゥヘル監督は、負傷ではないと明かしている。

　香川は通常どおりに前日の最終調整に参加し、ドイツ『キッカー』などでも先発出場と予想されていた。だが、試合当日に発表された招集メンバーに、香川の名前は含まれず。3位ヘルタとの上位対決でのメンバー外だけに驚きの声が上がった。

　トゥヘル監督は試合後、香川について「フィールドプレーヤーは16人しかメンバーに加えることができない。だから我々はこのように決めた」とコメント。詳細を明かしていない。

　気になるのが、『ルールナハリヒテン』の報道だ。同メディアによると、トゥヘル監督が練習での香川のパフォーマンスを不十分とみなした可能性があるという。

　香川の代わりにメンバー入りしたMFモリッツ・ライトナーは、出場機会こそなかったが、トゥヘル監督が「調子を上げている」と評価している。香川はシーズン後半戦に入り、胃腸炎で出遅れ気味だったが、指揮官の中で序列が下がってしまったのか懸念される。

　敵地でヘルタと0-0で引き分けたドルトムントは、3月までDFBポカールやヨーロッパリーグ再開で週2試合の過密日程が続く。次戦は9日、ポカール準々決勝のシュトゥットガルト戦だ。遠征メンバーに香川の名前はあるのだろうか。

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