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あの日の悔しさは忘れない…FC東京MF東「涙したのを今でも覚えている」

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[2.9 ACLプレーオフ FC東京 9-0 チョンブリFC]

 あの日の悔しさを糧に前に進む。FC東京MF東慶悟は昨季J1リーグ最終節でチャンピオンシップ出場を逃したことを思い出し、「あの悔しさは一生忘れない」と振り返った――。

 今季の公式戦初戦となったチョンブリ戦で左サイドハーフに入った東は、サイドに張るだけでなく、積極的にゴール前にまで顔を出して攻撃を活性化させた。そして前半34分にはDF徳永悠平の送ったグラウンダーのクロスを右足で合わせ、チーム3点目を流し込んだ。

「子供も生まれたので、絶対に決めてやろうという気持ちで試合に臨みました。リリースを出すのをちょっと遅らせて、今日絶対に決めようと思っていたので、有言実行できて良かったです」と第1子誕生を自らのゴールで祝えたことに笑顔を見せた。

 チームは9-0の大勝を収めた。「沖縄キャンプから準備していて、まずは勝てたのが一番」と胸をなで下ろしながらも、「まだ完璧ではないし、もっともっとレベルアップさせていきたい」とチームとしてさらなる成長を誓う。

 昨季は最終節まで年間順位3位につけながらも、最終節のホーム戦で鳥栖とスコアレスドローに終わり、チャンピオンシップ出場を逃した。「鳥栖戦が終わった後に涙したのを今でも覚えています。本当に悔しい思いをしました。あの悔しさは一生忘れないし、あの思いは二度としたくない」。昨季の悔しさを糧に、今季こそ悲願のタイトル獲得を狙う。

(取材・文 折戸岳彦)

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