beacon

マンU、2戦連続終盤に失点…マルシャルの技あり同点弾も降格圏サンダーランドに手痛い敗戦

このエントリーをはてなブックマークに追加

[2.13 プレミアリーグ第26節 サンダーランド2-1マンチェスター・U]

 プレミアリーグは13日、第26節を行った。マンチェスター・ユナイテッドは敵地でサンダーランドと対戦。一度はFWアントニー・マルシャルのゴールで追いついたが、後半37分に勝ち越しを許し、1-2で敗れた。。

 お互いに前節は引き分けに終わったが対照的な勝ち点1となった。ユナイテッドは前節チェルシーと対戦し、1-0で勝利かと思われたアディショナルタイムに痛恨の失点を喫し、もったいない試合をした。一方のサンダーランドは前節リバプールと対戦。2点ビハインドと敗戦濃厚だったが、後半37分と44分に得点を奪い、土壇場で引き分けに持ち込んだ。

 その前節での勢いの違いが影響したのか、試合は開始早々の3分に動いた。サンダーランドはPA左角の外側あたりでFKを獲得。キッカーのMFワビ・カズリがゴール前に入れ、FWジャーメイン・デフォーがまたいだボールが誰にも当たらずにゴール前の密集地を抜けてゴール右隅に吸い込まれた。思わぬ形で先制したサンダーランドだったが、15分にDFヤン・キルヒホフが負傷し、MFジャック・ロドウェルとの交代を余儀なくされた。

 先制を許してしまったユナイテッドは70%近いボール支配率もなかなかシュートまで持ち込めず、サンダーランドの方が少ない攻撃から効率よくシュートまでつなげた。それでも徐々にサイドからの攻撃でリズムを作ると、前半31分にFWウェイン・ルーニーの横パスをMFフアン・マタがダイレクトミドル。この試合でユナイテッドのファースト枠内シュートとなったが、GKビト・マンノーネの正面を突いた。

 ユナイテッドは前半37分にオーバーラップしたDFマッテオ・ダルミアンが相手選手との接触で21歳DFドナルド・ラブと交代。またもサイドバックに負傷者を出してしまう。しかし、39分にマルシャルの仕掛けから同点ゴールが生まれる。マルシャルが左サイドから折り返したボールは相手DFにカットされるも、こぼれ球をマタが左足シュート。GKマンノーネが弾いたボールを角度のないところからマルシャルが冷静に左足ループで決め、1-1で前半を折り返した。

 19位で降格圏に沈むサンダーランドは勝ち点3を目指して攻勢に出る。後半9分、左から斜めに走り込みスルーパスを受けたDFパトリック・ファン・アーンホルトがダイレクトで中央へ折り返し、ニアに走り込んだデフォーが左足で合わせる。しかし、マークについていたDFダレイ・ブリントのスライディングに阻まれてしまう。さらに16分には、右サイドをFWダメ・エンドイェがスルーパスで抜け出し、ボックス内に侵入するも放った右足シュートはGKダビド・デ・ヘアの好セーブに遭った。

 試合はオープンな展開となり、お互いに得点の匂いが漂い始める。すると後半37分にサンダーランドからセットプレーからゴールネットを揺らす。右CKから相手のマークを外したDFラミヌ・コネが打点の高いヘッド。GKデ・ヘアが止めたかに見えたが弾き出すには至らず、ゴールに吸い込まれ、2-1と勝ち越しに成功した。

 再び追う展開となったユナイテッドは直後にMFモルガン・シュネデルランに代えて、8日のU-21プレミアリーグのノリッジ戦で5得点を挙げた23歳FWウィル・キーンを投入。しかし、サンダーランドの守備を崩すことができず、1-2で敗れた。ユナイテッドは明日14日に上位勢の直接対決があるため、ここで勝ち点を稼いでおきたかったが叶わなかった。

●プレミアリーグ2015-16特集

TOP