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香川先発復帰のドルトムントが2戦ぶり白星、酒井宏は顔面ブロックも7連敗

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[2.13 ブンデスリーガ第21節 ドルトムント1-0ハノーファー]

 ブンデスリーガは13日、第21節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでハノーファーと対戦し、1-0で競り勝った。香川は公式戦3試合ぶりに先発し、フル出場。2試合ぶりの白星に貢献した。ハノーファーのDF酒井宏樹は右サイドバックでフル出場したが、前節のマインツ戦に先発しながら前半35分で交代したMF山口蛍は3試合ぶりのベンチスタートとなり、最後まで出番なし。MF清武弘嗣は今節も欠場している。

 FWピエール・エメリク・オーバメヤンが負傷のため今季初の欠場となったドルトムントはFWマルコ・ロイスがセンターフォワードで先発し、MFヘンリク・ムヒタリアン、MFゴンサロ・カストロと3トップを形成した。前節のヘルタ・ベルリン戦(0-0)で今季リーグ戦初のベンチ外となった香川も左インサイドハーフで2試合ぶりの先発。9日のDFBポカール準決勝・シュツットガルト戦(3-1)も途中出場だったため、公式戦3試合ぶりのスタメンとなった。

 ドルトムントは前半8分、DFウカシュ・ピシュチェクの右クロスにロイスが合わせるが、惜しくもGKの正面。その後もボールポゼッションを高め、ハノーファーを押し込むと、香川も前半15分、27分と立て続けにPA手前の絶好の位置でFKを獲得したが、ロイスのキックがクロスバーを直撃するなど得点には結びつかなかった。

 守勢の時間が続くハノーファーは酒井が何度かオーバーラップを見せるが、クロスが味方と合わず、フィニッシュまでつながらない。前半41分にはMFエドガー・プリプの左クロスにMFアンドレ・ホフマンが頭で合わせる決定機をつくったが、GKロマン・ビュルキが弾いた。

 後半もドルトムントペースで試合は進む。なかなかゴールをこじ開けられずにいたが、後半12分、カウンターからムヒタリアンが鮮やかな右足ミドルをゴール右隅に蹴り込み、先制点。同19分、カストロに代えて17歳のMFクリスティアン・プリシッチを投入すると、同30分にはムヒタリアンとMFマティアス・ギンターに代わってMFエリック・ドゥルムとMFユリアン・バイグルがピッチに入り、交代枠を使い切った。

 ドルトムントは直後の後半31分、右CKからロイスのキックが逆サイドに流れ、バイグルがシュートを狙うと、至近距離で酒井が顔面ブロック。必死のディフェンスで2点目は許さなかったが、攻撃陣が3試合連続の無得点に終わり、悪夢の7連敗で今節も最下位から脱出することはできなかった。

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