beacon

10か月ぶり復帰のウェルベックが劇的決勝点!!3位アーセナルは首位レスターと2ポイント差に

このエントリーをはてなブックマークに追加

[2.14 プレミアリーグ第26節 アーセナル2-1レスター・シティ]

 プレミアリーグは14日、第26節2日目を行った。FW岡崎慎司が所属するレスター・シティは敵地でアーセナルと対戦。数的優位となったアーセナルが後半25分に追いつくと、終了間際に10か月ぶりの復帰を果たしたFWダニー・ウェルベックの劇的決勝点で2-1の逆転勝利をおさめた。6試合連続で先発に名を連ねた岡崎は、果敢に相手の裏を狙うなど献身的な動きでチームに貢献し、後半16分までプレーした。

 首位レスターは2日の第24節リバプール戦、6日の第25節マンチェスター・シティ戦と強豪相手に連勝。クラウディオ・ラニエリ監督はリーグ戦6試合連続で全く同じ11人を先発として送り出す。一方で2位トッテナムと勝ち点で並ぶ3位アーセナルは、前節ボーンマス戦から2人を入れ替え、DFペア・メルテザッカーとMFフランシス・コクランが先発に名を連ねた。

 積極的な入りを見せたのはアーセナルだった。レスターのお株を奪うような前線からのプレスで主導権を握ると、前半2分、MFアレックス・オクスレイド・チェンバレンのインスイングの左CKからファーサイドのFWアレクシス・サンチェスがヘディングシュート。相手DFを飛ばせず放ったシュートはうまくミートできず、ゴール左に外れた。

 今季2敗しかしていないレスターは、第7節でアーセナルに敗れており、この試合でリベンジを果たしたいところ。前半14分、DFクリスティアン・フクスの浮き球パスに岡崎が絶妙なタイミングで抜け出し、GKペトル・チェフとの1対1の場面を作ったが、わずかにオフサイドの判定。16分には、カウンターからMFマーク・オルブライトンがゴール前に入れたボールをFWジェイミー・バーディがヘッド。フリーでしっかり叩きつけたシュートはGKチェフにキャッチされ、先制点とはならなかった。

 アーセナルは前半31分、MFメスト・エジルが右45度から上げたクロスをジルがバックヘッド。GKカスパー・シュマイケルの反応が遅れ、ゴールネットを揺らして先制かと思われたが、副審の旗が上がっておりノーゴールとなった。お互いに集中した守備で拮抗した状況が続いたが、44分にバーディがDFナチョ・モンレアルにPA内で倒され、PKを獲得。これをバーディ自らが冷静にゴールに流し込み、レスターが先制に成功した。

 DFローラン・コシールニーが前半に負傷し、後半開始からDFカルム・チャンバースを投入したアーセナル。後半1分、左クロスの流れからエジルのシュートのこぼれ球を最後はラムジーが右足シュート。相手DFの隙間を抜けてゴールに向かったがわずかに左へ外れる。9分には、この日2枚目の警告を受けたレスターDFダニー・シンプソンが退場となり、アーセナルが数的優位に立った。

 1人少なくなったレスターは後半13分にMFリヤド・マフレズを下げて、DFマルチン・バシレフスキを、16分に岡崎に代えて、今冬バーミンガムから加入のMFデマライ・グレイを投入。アーセナルも16分にコクランとFWセオ・ウォルコットを入れ替えた。

 試合はレスターがアーセナルの攻撃に耐えるといった構図に。すると、後半25分、右サイドからDFエクトル・ベジェリンが上げたクロスをジルがヘッドで落とし、PA右からウォルコットが右足ボレー。フリーで放ったシュートがゴールネットを揺らし、アーセナルが同点に追いつく。さらに攻勢を強めるアーセナルは38分にウェルベックを投入。ウェルベックは昨年4月以来の復帰となった。

 終盤に向けてシュートを浴びせるアーセナルは後半40分、メルテザッカーが決定的なヘディングシュートを放つもわずかにゴール左へ。最後まで諦めない姿勢を見せると、迎えた後半アディショナルタイム5分、エジルのFKからウェルベックが決勝ヘッドを叩きこみ、2-1と逆転。土壇場で勝利をつかんだアーセナルは首位レスターとの勝ち点差を2に縮めた。

●欧州組完全ガイド
●プレミアリーグ2015-16特集

TOP