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スペイン紙、乾に単独最高の8点「いつも良い驚きを与えてくれる」「外科手術のようなアシスト」

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 14日のリーガ・エスパニョーラ第24節、本拠地イプルーアでのレバンテ戦(2-0)で活躍を披露したエイバルMF乾貴士だが、スペインのスポーツ紙『マルカ』の採点では同選手が単独最高点となった。

 乾は38分に生まれたこの試合の先制点をアシスト。MFホタのサイドチェンジのボールからPA内左に入り込んだ乾は、それをダイレクトで中央へ折り返し、FWボルハ・バストンのゴールをお膳立てした。その後にも右足アウトサイドのクロスで決定機を演出したり、自らも決定機を迎えたりするなど、確かな存在感を発揮している。

 スペイン『マルカ』は乾に両チーム単独最高点となる8点(10点満点)をつけた。電子版の試合レポートではスペイン『ラ・ドス』のバラエティー番組「ムチャチャーダ・ヌイ」にかけた「ムチャチャーダ・イヌイ」とのタイトルをつけ、エイバル、そして乾の活躍を次のように評している。

「まるで石炭工場のように、勝ち点を獲得するために汗を流さなければならないように見えるイプルーアだが、注意深く見てみればメンディリバル(エイバル監督)のダイヤモンドの輝きが見える。乾とホタのパフォーマンスは、今すぐにエイバルという町の信仰の対象となるべきである」

「特に乾のそれは恋に落ちるべきものだった。叙情詩を紡ぐエイバルに近江八幡生まれの日本人が姿を現し、人口3万人以下の町を熱狂させる。それは(バレンタインにちなんで)今日手渡しされているハート型の手紙のようなものではなく、本物の愛にほかならない。(先制点の場面では)外科手術のような正確さで、ボルハのゴールをアシストした」

 また『マルカ』の紙面の試合レポートでは、「乾とホタの両サイドは完璧に機能。左利きの両サイドアタッカーが、エイバルのすべての決定機の起点となった。偉大なるケコ(負傷離脱中)が、たとえこれから退団しても安心である」と記載。紙面では電子版に掲載された採点に寸評がつくが、乾評は「いつだって良い驚きを与えてくれる」というものだった。

 一方『アス』の採点において乾は2点(3点満点)となり、ボルハやホタらエイバルの4選手に3点がつけられている。


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