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Jリーガーも対岸の火事ではない?“公爵”ベントナーが、またもやらかす

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 ボルフスブルクFWニクラス・ベントナーが、またもやらかした。SNS上での余計な投稿で、クラブから罰金処分を受けることになった。

 ベントナーはブンデスリーガでの前節、メンバーから外れた。続くチャンピオンズリーグ(CL)のゲント戦でも、招集されなかった。

「また練習に行く途中」。その一言とアンニュイな表情の写真が投稿されたのが、CL当日のこと。CLメンバーから外れた悔しさが漂うが、この投稿が問題となった。

 言葉や表情が問題視されたのではない。まずかったのは、イケナイ車が写っていたことだ。ベントナーが出発しようと運転席のドアを開けている車は、あろうことかメルセデス・ベンツ社のものだったのだ。

 他のクラブだったならば、どうということはない。だが、ボルフスブルクはフォルクスワーゲン社を親会社にいただくクラブだ。ライバル会社の車を堂々とアピールして、よろしいはずがない。

 通常の物差しでは測り切れず「公爵」と揶揄されるベントナーによる、悔しさを晴らそうとした小さな反抗なのか、単なる「天然」に起因する行為なのは分からない。だが、クラブはしっかり問題を把握しており、ディレクターのクラウス・アロフス氏は、「これは誤った行為だ。金がかかることになる」とドイツ『ビルト』に語っている。

 Jリーグでも、車会社と縁の深いクラブは多い。Jリーガーは単なる「対岸の火事」と、笑ってはいられないかもしれない。

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