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本田がクロスで同点弾呼び込む、惜しいミドルも連発はならず…ミランはナポリとドロー

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[2.22 セリエA第26節 ナポリ1-1ミラン]

 セリエAは22日、第26節を行った。MF本田圭佑の所属するミランが敵地でナポリと対戦。1-1で引き分け、連勝を逃した。本田は公式戦12試合連続で先発すると、4試合連続のフル出場を果たした。

 本田は前節のジェノア戦でセリエAでは483日ぶりとなるゴールを記録。ようやく今季初ゴールを奪った。さらにチームは1月9日のローマ戦以来の負けなし記録を継続させており、順位は6位だが、上位勢の背中がだんだんと近づいてきている。今節の相手、2位のナポリを叩いて、上位追撃への勢いを付けたいところだった。

 試合を動かしたのはナポリだった。前半39分、左サイドでボールを持ったMFロレンツォ・インシーニェが思い切ってミドルシュート。ブロックに飛んだDFイニャツィオ・アバーテに当たって勢いは弱まるが、ボールはゴール右の絶妙なコースに転がる。2月25日に誕生日を迎えるため、この試合が16歳最後の試合になるGKジャンルイジ・ドンナルンマも懸命のセーブを見せるが届かなかった。

 しかしミランは前半のうちに試合を振り出しに戻す。44分、右サイドの本田がクロスボールを上げると、DFカリドゥ・クリバリが頭でクリア。しかし中途半端にファーサイドに流れると、フリーで走り込んだMFジャコモ・ボナベントゥーラがダイレクトで押し込み、同点に追いついた。

 スコアがタイに戻ったゲームは、なかなか均衡が崩れない。ただ、前半同様、後半も押し込んだのはナポリだった。22分に右サイドから崩して上げたクロスから、途中出場のFWドリース・メルテンスが右足でシュートを打つが左ポストを直撃。同37分には左サイドからDFファウジ・グラムが上げたクロスをFWゴンサロ・イグアインがワンタッチで合わせるが、シュートは枠左に外れた。

 ミランもFWジェレミー・メネズやFWマリオ・バロテッリを投入し、勝ち越し点を奪いに行く。しかし後半44分にサイドチェンジのボールをコントロールした本田のミドルがGKペペ・レイナの好セーブに阻まれるなど、スコアを動かすことは出来なかった。試合は1-1のドローで幕を閉じている。


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