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モウリーニョとの確執を振り返るカシージャス 「最後の1年はまったく話をしなかった」

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 ポルトGKイケル・カシージャスは、レアル・マドリー在籍時にジョゼ・モウリーニョ監督と衝突したことを振り返り、その理由についても語っている。

 長年にわたってマドリーの守護神として君臨していたカシージャスだが、2012-13シーズン途中に負傷離脱すると、当時マドリーを率いていたモウリーニョ監督はそのままカシージャスをレギュラーに戻さず。代役として補強したディエゴ・ロペスにゴールを任せ続けた。

 カシージャスがスペイン『RTVE』のインタビューに語ったところによれば、クラブ間の対立関係がスペイン代表に影響を及ぼすことを避けるため、同選手が宿敵バルセロナの選手たちとの対話を行ったことがモウリーニョ監督の気に障ったのが関係悪化の一因だったという。

「代表チームの緊張感を緩和するため、僕がバルセロナの選手と話をしたのが彼には気に入らなかったようだ。シャビとカルレス・プジョールと話をしたけど、(報道されたように)『許してくれ』と言ったわけじゃない。それは記者がモウリーニョに言ったことだ」

「僕がシャビに言ったのは、このままではスペインサッカーのイメージが損なわれる、緩和しなければならない、ということだった。モウリーニョには気に入らなかったが、僕はマドリーのキャプテンとしてもスペイン代表のキャプテンとしても行動する必要があったんだ。モウリーニョとは何度も話をしていたが、最後の年にはまったく話をしなかった。ひどい状況だったよ」

 モウリーニョ監督は2013年にマドリーを去り、カシージャスも昨年夏にクラブを離れることになった。その決断を後悔はしていないようだ。

「マドリーでの僕の状況はもう歪められてしまっていた。(カルロ・)アンチェロッティが来て(D・ロペス起用の)決断を下したけど、個人的なレベルでは良い気分ではなかったよ。僕はプレーしたかったからね」

「メンタルの健康を保つためにはマドリーを出るのが一番だったんだ。1つ明らかなのは、マドリーでプレーしてきた試合によって、今後も僕の名前がクラブの歴史と結びつけられるということだ。1つの時代が終われば別の時代が始まるものだし、何もやり残した仕事はないよ」


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