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直接対決不発…大久保「すぐに取れる」寿人「いつも通りが欠けていた」

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[2.27 J1第1ステージ第1節 広島0-1川崎F Eスタ]

 J1通算得点記録更新で注目されたサンフレッチェ広島のFW佐藤寿人川崎フロンターレのFW大久保嘉人の“直接対決”は両者不発で幕を閉じた。

 立ち上がりから積極的にゴールを狙ったのは大久保だった。前半3分にファーストシュートとなる右足ミドルを打つと、同11分には今度は左足でゴールを狙った。しかしいずれも枠を捕えることは出来なかった。1点差に迫るJ1通算得点記録の更新はお預けとなった。

 ただ、試合に勝ったこともあり、試合後の大久保の口は滑らかだった。「(得点は)すぐに取れると思ってますし、焦っていません」。この日はテレビ解説の仕事で会場を訪れていたJ1通算得点記録保持者の中山雅史(JFL沼津)の「早く抜いてくれよ」との声にも、「次、抜きますよ!」と笑顔で応じていた。

 J1通算得点で中山に並んでいる寿人は、前半45分にCKを合わせたシュート1本に終わった。背番号11は「ボールを奪ったあとにチーム全体でミスがあった。いつも通りの部分が欠けていた」と反省した。

 富士ゼロックス杯では左足に違和感を訴え、途中交代していた。幸い検査の結果に異常はなく、ACLの山東魯能戦を欠場したのみで、先発復帰を果たした。

 ミスを悔やんだ寿人だが、内容面に悲観はないと話す。次戦は3月1日の敵地でのACLのFCソウル戦、そして敵地でのリーグ名古屋戦と続く。切り替えを強調すると、「チャンスを逃さず、勝ちに繋がるゴールを狙いたい」と力を込めた。

(取材・文 児玉幸洋)

●[J1]第1ステージ第1節1日目 スコア速報

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