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ホームでの開幕戦で完封負け…横浜FM齋藤「この負けが次につながるように」

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[2.27 J1第1ステージ第1節 横浜FM0-1仙台 日産ス]

 ホームでの開幕戦で欠場したMF中村俊輔に変わって、横浜F・マリノスのトップ下に入ったMF天野純は、サイドや引いた位置でボールをもらい攻撃の起点になろうと奮闘。前半26分にはチーム最初のシュートに結びつくスルーパスをペナルティエリアのはFW伊藤翔に通したが、ゴールに結びつけることはできず、後半16分にはピッチを後にした。「まだまだ全然足りなくて、実践の中で培っていくしかないんだなと感じています」。背番号29からは反省の弁が語られた。

 チームとしても立ち上がりの悪さはあった。ベガルタ仙台に後手を踏み、先制点を許してしまった。「守備がハマらなくて。前半のうちに修正しないといけなかったけど、ずるずる引きずっていた。ハーフタイムに監督が指示を出してくれてエンジンがかかったんですけど、そんなんではダメ」。後半に入って仙台のシュートを1本に抑えつつ、横浜FMは9本のシュートを打ったがゴールは遠かった。

 後半の攻勢の中心となったのは2列目左のMF齋藤学だった。得意のドリブルで左サイドから積極的に仕掛けた。「ワンタッチとか、裏の抜け出しとかできたのはよかった」。左サイドバックのDF下平匠からのパスを齋藤が引いて受けて、ダイレクトで左サイドのスペースに叩いたところにボランチのMF三門雄大が飛び出してゴール前まで持ち込むなど、効果的な崩しも見られたが「点にならないとしょうがない」と肩を落とした。

「例年に比べたら若いチームなので、僕らが引っ張って行かないと」。25歳の齋藤は決意をのぞかせると、「サポーターには申し訳ない。この負けが次につながるように」と次節、敵地でのアビスパ福岡戦へ気持ちを切り替えていた。

(取材・文 奥山典幸)

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