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3年連続でベルナベウを征服したシメオネ「今日の我々は確かにアトレティコ・マドリーだった」

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 27日のリーガ・エスパニョーラ第26節、アトレティコ・マドリーは敵地サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリーとのダービーを1-0で制した。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、アトレティコがチームとしてのパフォーマンスを披露し、そうして勝利をもぎ取ったことを誇っている。

 かつては14年間にわたってマドリーから勝利を得られなかったアトレティコだが、シメオネ監督就任から歴史は劇的に変わった。アトレティコは今回の勝利によって、リーガのダービーでは3シーズン連続でベルナベウを征服。マドリーの神殿から3年連続で勝ち点3を持ち帰ったチームは歴史上初だ。

 試合後会見に出席したシメオネ監督は、チャンピオンズリーグ(CL)・PSV戦から中2日で臨んだこのダービーで、チームが完璧に近いパフォーマンスを披露できたと胸を張った。スペイン『マルカ』がアルゼンチン人指揮官のコメントを伝えている。

「我々は正当な勝利を手にした。とても頭を使う、疲労困憊となる試合だったね。少し前に試合を戦ったばかりだが、今日のチームが見せたパフォーマンスはとんでもなかったよ」

「今日、我々は確かにアトレティコ・マドリーだった。この試合は、我々が一枚岩のチームであること明確に定義するものだったんだ。我々はこういうチームであり、今後も改善を続けていく。ファンは今一度、選手たちを誇らしく感じなければならない」

 また、ベルナベウでの勝利が、格別な味であるとの感想も口にしている。

「今日、我々は素晴らしい選手たちがいるライバルを相手にした。一方で我々はチームとして、誇りと情熱をもってプレーする考えがあった。期待していたようなことが起こったね」

「サッカーは美しい。美しいからこそ、このような状況について説明をするのは難しい。選手たちがどう感じているかを(メディアに)伝えることは困難だよ。私には選手たちの思いを感じ取ることができるがね。アトレティコ・マドリーはより良い現在、未来のために成長を続けている。アトレティの人間であることに、我々は大きな満足感を得ている」

 一方、リーガで逆転優勝の芽があるかを問われると、次のように返答した。

「バルセロナはとても素晴らしく、3試合を落とすことはとても難しい。我々はシーズン当初に目標とした、上位3チームに入ることを狙い続ける。より上の順位でシーズンを終えることを望むのは、どのチームにとっても当たり前だろう。しかし冷静でなければね」

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