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香川は前半だけで交代…10人相手にラスト10分の3ゴールで逆転勝ち

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[2.28 ブンデスリーガ第23節 ドルトムント3-1ホッフェンハイム]

 ブンデスリーガは28日、第23節3日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでホッフェンハイムと対戦し、3-1で勝った。香川は公式戦2試合連続のスタメンでリーグ戦は2試合ぶりの先発出場となったが、0-1のハーフタイムに交代。チームは終盤の3ゴールで逆転勝利をおさめた。

 ブンデスリーガ史上最年少の28歳指揮官として前節のマインツ戦(3-2)で就任後初勝利を挙げたユリアン・ナーゲルスマン監督率いるホッフェンハイムがその勢いのままドルトムントの本拠地に乗り込んだ。前半26分、カウンターからMFセバスティアン・ルディがフリーで中央を駆け上がり、スルーパスを受けたFWケビン・フォラントが左足でミドルシュート。GKロマン・ビュルキが弾いたところにルディが詰め、右足で押し込んだ。

 敵地で先制したホッフェンハイムは前半29分にもPA内で切り返したフォラントが決定的なシュートを放つが、ここはビュルキがゴールを死守。ボールは支配するものの、なかなかフィニッシュまで持ち込めないドルトムントは前半43分、MFマルコ・ロイスが直接FKを狙ったが、GKの好守に阻まれ、前半を1点ビハインドで折り返した。

 トーマス・トゥヘル監督は後半開始から香川に代えてMFイルカイ・ギュンドアンを投入。この交代策で流れを変え、後半立ち上がりの3分にはギュンドガンのシュートが左ポストを直撃する決定機をつくった。すると後半13分、カウンターからFWピエール・エメリク・オーバメヤンが持ち上がり、後方からルディのスライディングタックルで倒される。このプレーでルディは一発退場。ドルトムントが数的優位に立った。

 10人となったホッフェンハイムを押し込むドルトムントは後半35分、左CKのショートコーナーからボールをつなぎ、ギュンドガンのスルーパスに反応したMFヘンリク・ムヒタリアンが左足でゴール。ついに1-1の同点に追いつくと、同40分にはギュンドガンが右サイドのスペースにスルーパスを通し、ゴールラインぎりぎりで追いついたDFウカシュ・ピシュチェクが滑り込みながらクロスを上げ、途中出場のFWアドリアン・ラモスがヘディングシュートを叩き込んだ。

 苦しみながらも、からくも逆転に成功したドルトムント。後半アディショナルタイムにはオーバメヤンがダメ押しの3点目を決め、3-1で勝ち点3をもぎ取った。これでリーグ戦は3連勝となり、首位バイエルンとの勝ち点差8をキープしている。

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