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独紙評価:「前半のみの交代は妥当」、香川に軒並み最低評価

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 ドルトムントMF香川真司は28日、ブンデスリーガ第23節ホッフェンハイム戦に先発した。前半のみで交代を命じられた日本代表MFは、ドイツメディアでこの日のパフォーマンスが酷評されている。

 ブンデスリーガ史上最年少監督ユリアン・ナーゲルスマンがチームを率いるようになってから調子を上げているホッフェンハイムをホームに迎えたドルトムントは苦戦。0-1で前半を終えると、後半のピッチに香川の姿はなかった。ドルトムントは相手が退場者を出した後、ラスト10分で一気に3ゴールを決めて、無事に勝ち点3を手にしている。

 だが、香川に対するドイツメディアの評価はチーム最低点ばかりだった。

 『ビルト』『WAZ』『ルールナハリヒテン』は、いずれも香川のプレーに「5」をつけた。『ビルト』は、GKロマン・ビュルキとMFユリアン・ヴァイグルも一緒で最低タイだったが、『WAZ』『ルールナハリヒテン』に関しては単独の最低評価だ。

 『WAZ』は、香川のプレーについて以下のように記している。

「いつものように広範囲を動き回り、ある瞬間に右サイドの後方に現れたと思ったら、次の瞬間には左サイドの前線に現れている。しかし、彼はミスをする確率が高かった。ムヒタリャンとともに右サイドを崩しても、フリーだったオーバメヤンに正しいタイミングでパスを出しそびれた21分の場面が、彼のプレーを象徴していた」

 『ルールナハリヒテン』は、「ハーフタイムの交代は妥当」とした。

「どん欲な姿勢と情熱は、以前と同じだ。しかし、なぜか小柄な日本人選手は、余裕がまったくない。直感的に正しい決断を下せなくなっており、1人でアクションを起こそうとして失敗する。ショートパスも届かないことが多く、ハーフタイムの交代は妥当だった」

 ドルトムントは3月2日にアウェーでダルムシュタットと対戦し、5日には王者バイエルンをホームに迎える。今後の香川の起用法も気になるところだ。

(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

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