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レアル・マドリー加入後最低の成績…C・ロナウドの市場価値が下落

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 今季、パフォーマンスが低調であると指摘されるレアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドだが、ついには同選手の市場価値にも影響を与えてしまったようだ。

 ドイツ『トランスファーマークト』による同選手の移籍金は、2月22日に1億2000万ユーロから1億1000万ユーロに減少。ポルトガル代表FWの市場価値が下がったのは、2009年のレアル・マドリー加入以降では初のこととなる。

 C・ロナウドの価値の下落はスペイン『アス』も取り上げ、同紙は下落の理由となる今季リーガのデータを紹介。そのデータは、C・ロナウドの低調さが理解できるものとなっている。

 例えば、今季リーガの1試合あたりの得点率は0.85と、マドリー加入後初めて1を切っている。またリーガの欧州カップ出場圏内となる6位以上に位置するチームとの対戦では、今季はセルタ相手に1得点を記録したのみ。上位チームとの対戦において、これまでで最低となる成績は2009-10シーズンの7得点で、逆に最高成績は2010-11シーズンの16得点と、今季はかつてない程の落ち込みようである。

 また得点率に密接に関係するシュート本数では、今季が1試合あたり2.58本と、マドリー加入後最低の本数となっている。一方、守備面では今季のボール奪取数は1試合あたり1.5回となっており、こちらは昨季の1.29回に次ぐ最低記録。ジョゼ・モウリーニョ監督が率いていた2011-12シーズンに2.89回のボール奪取数を記録したC・ロナウドだが、ここ2シーズンはどちらも2回を切るなど、献身性を失っている。

 アトレティコ・マドリーとのダービーに0-1で敗れた直後、自身の低調さを問われたC・ロナウドは、「メディアによれば、クソッタレな選手はいつも自分なんだよ。でも僕が残す数字や統計は嘘をついていない」と反論していた。だが市場価値の下落や上記のデータなどは、彼の主張とは逆のことを示している。


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