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岡崎渾身のヘッドは惜しくもクロスバー…レスターはWBAとドローで首位陥落の危機

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[3.1 プレミアリーグ第28節 レスター・シティ2-2WBA]

 プレミアリーグは1日に第28節を行った。FW岡崎慎司が所属するレスター・シティはホームでWBAと対戦。一時は逆転に成功したが、後半立ち上がりに同点を許して2-2で引き分けに終わった。この日も先発出場した岡崎は積極的にシュートを放ったが今季5点目とはならず、後半18分にピッチを退いた。

 前節ノリッジ戦はFWレオナルド・ウジョアのゴールで劇的勝利を飾ったレスター。DFダニー・シンプソンが出場停止明けで先発に復帰した一方で、中盤で攻守に貢献していたMFエンゴロ・カンテの負傷により、MFアンディ・キングを起用された。

 試合の主導権はレスターが握った。しかし、前半11分にカウンターを受けるとMFダレン・フレッチャーのスルーパスからFWサロモン・ロンドンに先制点を許してしまう。反撃に出るレスターは14分にMFマーク・オルブライトンの右CKからDFロベルト・フートがヘディングシュート。PA右から中央へ走り込んだ岡崎が右足でコースを変えたがゴール上に外れた。

 失点しても慌てなかったレスターにゴールの匂いが漂い出す。前半31分、キングの横パスをゴール正面で受けたMFダニー・ドリンクウォーターが右足を思い切りよく振り抜く。これがDFヨナス・オルソンの左足に当たってループシュートのような形になり、ゴールに吸い込まれ、試合を振り出しに戻した。

 勢いづくレスターは前半37分、ドリンクウォーターがPA左で仕掛けて上げたクロスをバーディがヘッド。これはクロスバーを叩いたが、終了間際のアディショナルタイム1分に逆転に成功する。左サイドからオルブライトンが上げたクロスをマフレズが左足アウトで落とし、ゴール前に走り込んだキングが右足ダイレクトでゴール左隅に沈め、2-1。レスターが前半のうちに試合をひっくり返した。

 しかし、後半5分にマフレズのハンドから献上したFKをMFクレイグ・ガードナーに直接決められ、2-2とされたレスターは12分に決定機。オルブライトンが左サイドで仕掛けて上げたクロスに岡崎が飛び込む。相手に抑えられながらも頭でしっかり捉えた渾身のシュートは惜しくもクロスバーを叩き、天を仰いだ。

 クラウディオ・ラニエリ監督は後半18分に岡崎とオルブライトンを下げて、前節決勝点のウジョアとMFジェフ・シュラップを投入。バーディとマフレズを中心に攻め込み、41分には左クロスのこぼれ球をDFウェズ・モーガンが至近距離から強烈なシュートもGKベン・フォスターの正面を突く。結局、試合は2-2のまま終了。首位はキープしたが、2日に2位トッテナムがウエスト・ハムに勝利すると勝ち点で並ばれ、得失点差でかわされてしまうため、首位陥落の危機に立たされた。

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