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G大阪、遠藤のヘッド弾で豪州王者とドロー…新スタで今季初勝利ならず公式戦4戦白星なし

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[3.2 ACLグループリーグ第2節 G大阪1-1メルボルン・ビクトリー]

 AFCチャンピオンズリーグは2日にグループリーグ第2節2日目を行った。G組のガンバ大阪はホームにオーストラリア王者のメルボルン・ビクトリーを迎えた。開始早々に先制点を許したG大阪は、後半12分のMF遠藤保仁のゴールで1-1と引き分けに終わった。

 前節、水原三星(韓国)と敵地で引き分けに終わったものの、2月20日の広島とのゼロックス杯と、28日のJ1第1ステージ第1節・鹿島戦とここまで今季公式戦3戦白星なし。これ以上、負の連鎖を続けるわけにはいかないG大阪は、鹿島戦から先発6人を変更。FW宇佐美貴史とFWパトリックが2トップを組み、鎖骨骨折でDF丹羽大輝が離脱したセンターバックにはMF今野泰幸とDF金正也が入った。

 試合はいきなり動いた。前半3分、メルボルンの右CKからFWニコラス・アンセルにヘディングシュートを打たれる。DFオ・ジェソクがブロックしたが、こぼれ球をアンセルに押し込まれ、早々に先制点を許してしまう。反撃に出るG大阪は、同6分にペナルティーアーク中央からパトリックが右足ミドルも枠を捉えきれない。

 G大阪はメルボルンの堅い守備に苦しむも徐々にボール支配率を高めると、前半32分に左サイドから宇佐美が上げたクロスはパトリックが足もとにおさめきれなかったが、こぼれ球に反応したMF井手口陽介が強烈ミドル。これはGKダニー・ブコビッチのセーブに遭い、同34分にはパトリックのリターンをPA内左で受けた宇佐美が右足を振り抜くも、巻いてゴール右隅を狙ったシュートはわずかに枠を外れた。

 1点ビハインドで後半を迎えたG大阪だったが、セットプレーから1点を返す。後半12分、左CKの流れから宇佐美がゴール前に放り込む。ニアの密集地を越えてファーサイドに飛んだボールをフリーで待っていた遠藤がダイビングヘッドで押し込み、1-1と試合を振り出しに戻す。さら同15分には、右からDFオ・ジェソクが低い弾道のクロスを入れ、オーバーラップしていたDF藤春廣輝がダイレクトで狙うも、惜しくも枠を外れて一気の逆転とはならなかった。

 後半30分にG大阪は1枚目のカードを切り、宇佐美に代えてMF大森晃太郎を投入。同36分には右サイドのFKから遠藤が入れたボールをパトリックが打点の高いヘッドもわずかにゴール上に外れた。同45分にも決定機が訪れたが、井手口の折り返しからパトリックがフリーで放ったシュートはGKブコビッチの正面を突き、1-1のまま試合は終了。G大阪は公式戦4戦白星なしで、ACLでは2試合連続でドローに終わった

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