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天王山で香川はベンチ外…ドルトムントVSバイエルンは互いに譲らず0-0ドロー

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[3.5 ブンデスリーガ第25節 ドルトムント0-0バイエルン]

 ブンデスリーガは5日、第25節1日目を行い、MF香川真司の所属する2位ドルトムントはホームで首位バイエルンと対戦し、0-0で引き分けた。勝ち点5差で迎えた天王山は互いに譲らず、スコアレスドロー。香川は2月6日のヘルタ・ベルリン戦(0-0)以来、5試合ぶり今季2度目のベンチ外だった。

 勝てば勝ち点2差に詰め寄ることができるドルトムントは4連勝中。一方のバイエルンは前節のマインツ戦(1-2)で今季2敗目を喫し、ホーム公式戦連勝記録も17試合でストップするなど、対照的なチーム状況で大一番を迎えた。

 ドルトムントは前半11分、MFヘンリク・ムヒタリアンが長いスルーパスを通し、FWピエール・エメリク・オーバメヤンが俊足を飛ばしてDFヨシュア・キミッヒを振り切り、右足でシュート。しかし、これはGKマヌエル・ノイアーに阻まれた。

 バイエルンは前半43分、MFアリエン・ロッベンが右サイドからドリブルで中にカットイン。得意の形から左足でミドルシュートを打ったが、ゴール右に外れた。スコアレスで折り返した後半13分にはMFシャビ・アロンソのスルーパスにロッベンが反応。PA内に走り込み、左足を振り抜いたが、クロスバーを越えた。

 後半半ばには両チームが決定機をつくる。バイエルンは後半19分、MFドウグラス・コスタの左CKをFWトーマス・ミュラーが頭で落とし、MFアルトゥーロ・ビダルが右足ボレーで狙ったが、クロスバーを直撃。ドルトムントは直後の21分、DFマッツ・フンメルスのロングフィードをMFマルコ・ロイスが頭でそらし、オーバメヤンがフィニッシュまで持ち込んだが、枠を捉え切れなかった。

 引き分けでも最低限の結果と言えるバイエルンに対し、ホームで何としても勝ち点3が欲しいドルトムント。後半43分、オーバメヤンが右サイドを縦に仕掛け、折り返しをファーサイドのFWアドリアン・ラモスがダイビングヘッドで狙ったが、ゴール左へ。最後まで1点を取り切れず、試合はスコアレスドローに終わった。

 この結果、ドルトムントの連勝は4でストップ。首位バイエルンとの直接対決で勝ち点差を縮めることができず、その差は「5」のまま、シーズンはいよいよ残り9試合となった。

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