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ジダン、C・ロナウドの無回転シュートに驚嘆「彼だけが放てるもの」

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 5日のリーガ・エスパニョーラ第28節、レアル・マドリーは敵地サンティアゴ・ベルナベウでのセルタ戦で7-1の大勝を収めた。試合後会見に出席したジネディーヌ・ジダン監督は、6得点を決めるなど後半からチームのパフォーマンスが向上した理由について、ハーフタイムの話し合いに一因があったことを明かしている。

 スペイン『マルカ』がフランス人指揮官のコメントを伝えた。

「ハーフタイムに選手たちと話し合った。しかし我々には、90分を通して良いプレーを見せることは困難という理解がある。後半は前半と異なり、とても力強く、集中してプレーに臨めたね。そして得点を決めれば、事はより簡単に運ぶんだよ」

 一方、強烈な無回転シュート2発含む4得点を記録したFWクリスティアーノ・ロナウドに賛辞を送っている。

「クリスティアーノはあのようなシュートを放てる特異な選手だ。そう、ああいったシュートは彼だけが打てるものなんだよ。私もうまくボールを蹴れたが、もっとゴールに近い場所から決めていたね。彼の感覚は私には分からず、少しの選手しか持ち得ないものだろう。彼はとても強く、素晴らしい選手で、40分で4得点を決めるキャパシティーを有している。私には絶対にできなかったことだ」

 C・ロナウドが得点前に、誰もいないところにパスを出してブーイングを受けたことについて質問されると、次のように返答した。

「私の心に残るのは、彼が見せたパフォーマンスだけだ。そのほかのこともサッカーの一部だとしてもね。人々は指笛を吹くが、それはクリスティアーノにのみ向けられているわけではない。とても厳しい要求を課すのがここの観衆であり、全選手にもっと良いプレーを求めている。そのような要求は良いものだし、我々だってさらに良いプレーを見せることを望んでいる」

「いずれにしてもクリスティアーノは4得点を決められる選手で、唯一無二の存在だ。彼のようなことができる選手は数少ないよ」

 またセルタ以上の強敵と対戦する際にも、戦術的に上回ることができるのかとの問いに対しては、こう返している。

「まず、セルタは弱点もあるが、強みも有しているチームだ。前線の3選手の攻撃力は凄まじいよ」

「私が戦術で重視するのは、ボールを持っているときと持っていないときのプレーだ。ボールを持っていないときに良いプレーを見せれば、そこまで難しい状況に陥ることはない。攻撃面において、我々の問題はほとんどないからね。そう、戦術的に言えば、ボールを保持しているときと、そうでないときで分かれるんだ。持っていないときには、全員でまとまって強くなければならない。一方、ボールを持っているときに関しては心配していないよ」

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