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万能、両翼無難も失点は長友サイド…インテルは3発勝利

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[3.6 セリエA第28節 インテル3-1パレルモ]

 セリエAは6日、第28節を行った。インテルはホームでパレルモと対戦し、3-1で勝利した。インテルの勝利は2戦ぶり。勝ち点は4位フィオレンティーナに2差に迫る51に伸びた。

 前節のユベントス戦では0-2と完敗を喫したインテル。ただ3月2日にホームで行ったコッパ・イタリア準決勝のユベントス戦では、90分で3得点を奪うと、PK戦の末に敗れたが、120分の激闘で復調を伺わせた。前節は出場しなかった長友も、2日の試合ではフル出場。そして中3日で迎えたこの日の試合も右SBで先発した。

 インテルは前半11分、ゴール中央でボールを持ったMFアデム・リャイッチが右にズレながら右足を一閃。低い弾道のシュートはゴール左隅を捕え、幸先よく先制に成功した。さらに同23分には右サイドからFWロドリゴ・パラシオが上げたクロスにニアに走り込んだFWマウロ・イカルディが合わせてリードが2点に広がった。

 インテルはこの後、両SBのポジションを変更。長友が左、DFダニーロ・ダンブロージオが右に移る。しかし前半45分、長友が移った左サイドで裏を取られると、DFアンドレア・リスポーリの折り返しをMFフランコ・バスケスに蹴り込まれてしまった。

 ただインテルは後半9分、イカルディが右サイドから上げたクロスに逆サイドからフリーで走り込んだFWイバン・ペリシッチがダイビングヘッドで合わせて加点。守ってもその後、パレルモに反撃を許さず、3-1で快勝した。

 公式サイトによると、ロベルト・マンチーニ監督も満足げに試合を振り返っている。「アプローチが良かった。最初の30分で2点を取り、水曜日の試合から良いリスタートができた」。欧州CL出場圏内の5位ローマとの勝ち点差は5。「うまくやらなければいけない。1月と2月で失ったものを取り戻さなければいけないね」。ローマとインテルは次々節の3月19日に対戦することになっている。


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