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退任求める声に「うんざり」のベンゲル 「仕事して、仕事して、仕事して、仕事している」

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 アーセナルアーセン・ベンゲル監督は、自身の退任を求める声に「うんざり」している。仕事を続けられるだけの力を示してきたとの自負を見せた。

 プレミアリーグ前節でトッテナムとのノースロンドンダービーに臨んだアーセナルは、数的不利になりながらも1点のビハインドから追いつき、2-2のドローで勝ち点1を手にした。だが、リーグでは3試合白星がなく、残り9試合で首位レスター・シティとの勝ち点差は8に開いている。

 チャンピオンズリーグでも決勝トーナメント1回戦ファーストレグでバルセロナにホームで0-2と敗れ、FAカップでは5回戦で格下ハル・シティとスコアレスドローに終わり、8日に行われる再試合に臨むことを余儀なくされている。

 ファンの間では不満が募っており、識者からもシーズン後に退任すべきとの声が上がってきた。だが、2017年までの契約を結ぶベンゲル監督は、ハルとの再試合を前にした会見で次のように述べている。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。

「私は19年、20年と仕事をしてきて、いつもここでこうやって座り、自分が仕事をできるだけの優秀な監督であることを納得させなければいけないんだ。問題ないが、最終的には少しうんざりするよ。私は35年間、トップレベルで仕事をしてきた。優秀じゃなければ、誰かが私にそう言うだろう」

「ファンの振る舞いに私が影響を及ぼすことはできない。私は毎日、謙虚に自問している。自分のミスを受け入れている。信じてほしい。本当にそうしているんだ。クラブのオーナーから19年もここにいるように言われたのは偶然じゃない。彼らがあなた方や私より愚かだと思うのか?」

 ベンゲル監督は日々仕事にまい進していると強調している。

「私は『ツイッター』もやっていない。誰かと夕食に行こうと誘うこともない。仕事して、仕事して、仕事して、仕事しているんだ。私にできるのはそれだけだよ。あなた方やファンが私について何を言おうが、心配することはない。私は適切に自分の仕事をしようと努める。全力でね。あとは、誰もが自由に意見を言う権利がある」


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