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なでしこ敗退に“世代交代”を意識、遠藤航「僕らの世代から…」

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 日本代表候補に名を連ねるMF遠藤航は、リオデジャネイロ五輪出場を決めたU-23日本代表のキャプテンも務める。前日、ともに五輪の舞台を目指していた日本女子代表(なでしこジャパン)が予選敗退したこともあり、「残念な気持ちがあります」と語った。

 前日から千葉県内で始まった日本代表候補のトレーニングキャンプ。前日の夜には守備面のミーティングが行われ、「無駄なファウルが多いということと、こういう守備をするというゾーンプレスの話があった」。2日目の全体練習前にはMF柏木陽介とともに遠藤は、バヒド・ハリルホジッチ監督から「まだ物足りない」と声を掛けられた。

「運動量や球際で戦うこと。もっと野心を持てという話です」と内容を明かすと、「自分としては意識している部分でもあったので、また言われてしまいました」と反省を口にする。「ただ、厳しく求められるからこそ、もっとやらないといけない気持ちにしてくれるのは確かです」と前を向いた。

 前日にはなでしこジャパンのリオ五輪アジア最終予選敗退が決まった。ともに五輪出場を目指していたからこそ、「応援していたので負けてしまい残念な気持ちがあります」と声を落としつつも、「でも、なでしこの今までの結果は素晴らしいものですし、その結果に勇気付けられて僕らも戦えていたというのもある」と話した。

「なでしこも世代交代というか、メンバーが変わったりする中で成長していく形になると思う」

 今後、なでしこジャパンは世代交代が大きなテーマとなりそうで、遠藤もA代表での世代交代を意識している。「僕らの世代からもっとA代表に入って、試合に出て活躍していかないといけない。そこは僕だけでなく(U-23代表の)皆が意識していると思います。今回は(浅野)拓磨と植田(直通)が入っていますが、他の選手を含めてこの場所をまずは目指して行きたい」と力強く語った。

(取材・文 折戸岳彦)

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