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「船が沈まないために」力説する会長が決断、パレルモに今季延べ8人目の監督が就任

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 パレルモでまたも監督交代が行われた。今季はこれで延べ8人目の監督就任だ。ワルテル・ノベッリーノ氏の新監督就任が発表になっている。

 パレルモは今季はジュゼッペ・イアキーニ監督の下でスタート。しかし昨年11月に解任となると、ダビデ・バッラルディーニ氏を招聘。だが、そのバッラルディーニ氏も今年1月に解任となった。

 そしてその後は目まぐるしく監督交代が行われることになる。ギジェルモ・スケロット氏を招聘したが、ライセンスの問題から指揮を執ることが出来ずに、コーチのたファビオ・ビビアーニ氏やジョバンニ・テデスコ氏が代行指揮。

 スケロット氏の辞任でジョバンニ・ボージ氏を招聘したが、成績不振で解任。今季最初の監督であるイアキーニ氏を呼び戻したが、わずか3試合で見切りをつけた形だ。パレルモはセリエAで28試合を終えた現在、勝ち点27の17位。降格圏とは勝ち点1差に低迷している。

 公式サイトでマウリツィオ・ザンパリーニ会長は「他のクラブにいける監督やコーチは違う。だからこそ、クラブもチームも、サポーターも街も、全員が同じ船に乗り、全員一緒に残りの10試合で協力しなければいけない。沈まないために」と力説した。会長自身の判断が重しになっていないか心配だ。

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