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FC東京DF徳永「千真だけには絶対にやらせないと決めていた」

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[3.11 J1第1ステージ第3節 FC東京 1-0 神戸 味スタ]

 スコアレスドローもチラつき始めた試合終盤。右サイドを駆け上がったFC東京DF徳永悠平が決勝点を導いた。

 後半43分、徳永はチャンスと見るや一気に敵陣深くまで走り込み、MF橋本拳人からボールを呼び込んだ。スピードダウンすることなく相手DFを振り切ると、グラウンダーのクロスを送ってFW阿部拓馬の決勝ゴールをアシスト。ゴールが決まった瞬間、徳永は体全体で喜びを表した。

「うれしかったですね。ここで勝ち点1と勝ち点3では全然違う。自分たちは本当に優勝を狙いにいっているので、こういう試合を取っていかないといけない。だから、こういう勝ち方も大事だと思います」

 この試合、神戸に許したシュートはわずかに3本。決定機らしい決定機は作らせなかった。開幕3戦目での初の完封に「守備は全然崩れなかったし、これを続けていくことが大事」と守備面での手応えを感じている。

 対面には国見高の後輩、そして12年から14年までFC東京でチームメイトだったFW渡邉千真がいたことも、徳永を燃やしていたようだ。右SBの徳永に対して、左ウイングにポジションを取った渡邉。1対1の場面が多くなったものの、決定機を作らせなかった。「ずっと自分の前にいた。今日は千真だけには絶対にやらせないと決めていたので良かった」と満足気に振り返った。

(取材・文 折戸岳彦)
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