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手倉森Jの仲間が代表候補入り…神戸DF岩波、刺激受けるも「まずはチームの結果が大事」

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[3.11 J1第1ステージ第3節 FC東京 1-0 神戸 味スタ]

 耐え忍んでいた。序盤からFC東京に主導権を握られたヴィッセル神戸だったが先制点を許さない。U-23日本代表DF岩波拓也も体を張った守備で得点機を防いでいたが、最後の最後にネットを揺らされてしまった。

 スコアレスドローもチラつき始めた後半43分、DF徳永悠平にサイドを突破されると、グラウンダーのクロスをファーサイドに走り込んだFW阿部拓馬に蹴り込まれ、0-1の完封負け。開幕3試合連続での失点に岩波は「0-0で終わらせないといけない試合だった」と悔しさを滲ませた。

「終盤までピンチはあったけどゼロで抑えられていた。でも最後の最後でやられてしまったし、終盤に決められて0-1で負けたので悔しさは大きい」

 攻撃面ではチーム全体でシュート3本に抑えられた。最終ラインから攻撃を組み立てようとした岩波だったが、中盤の選手との距離感が悪く、ロングボールを送る場面が多くなった。「シュートもなかなか打てていなかったので難しかった。ロングボールだけになってしまったので相手はすごい楽だったと思う」と反省を口にしている。

 7日から千葉県内で行われた日本代表候補合宿には、U-23日本代表のチームメイトであるMF遠藤航、FW浅野拓磨、DF植田直通がメンバーに名を連ねた。当然、「刺激はある」と闘志を燃やす。しかし、「代表メンバーを見てもリーグ戦で上位にいるチームの選手が多いので、まずは自分のチームで勝って上の順位にいかないと代表はないと思う」と語り、今はチームで結果を出すことが何よりも大事だと強調した。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J1]第1ステージ第3節1日目 スコア速報

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