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2ゴールに充実感…浦和FW興梠「良いサッカーができると改めて感じた」

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[3.12 J1第1ステージ第3節 浦和 2-0 福岡 埼玉]

 今季初ゴールを含む2発で、チームに勝ち点3をもたらした。浦和レッズFW興梠慎三は、「今日は楽しかったですね」と笑顔を見せた。

 序盤から福岡を押し込んだ浦和に先制点が生まれたのは、前半18分だった。右サイドでボールを受けたDF森脇良太がサイドチェンジのボールを送る。ここで「皆の足が止まった」と興梠は振り返る。「森脇のサイドチェンジがタッチラインを割ると皆が思った。僕も足が止まったし、相手ディフェンスの足も止まった」。しかし、「でも一瞬で追い付くと思って動き出したら、そこにボールが来た」とサイドチェンジに追い付いたMF関根貴大の折り返しを、右足で押し込んだ。

 さらに後半9分にはカウンターから追加点を奪取。左サイドを駆け上がったMF梅崎司のクロスをトラップで落ち着けると、左足で蹴り込んでチーム2点目を記録した。鮮やかな流れからの得点となったが、「チュン(李)がニアでつぶれて、そこに相手選手が行ってくれた。FWではそういうつぶれ役が大事なので、あれは半分チュンのゴールみたいなもの」とFW李忠成への感謝を示している。

 自身の2ゴールでチームが勝利。それだけでなく、流れの中でのプレーにも手応えを感じたようだ。「足下でも結構フリーで受けられたし、ボランチが前目でプレーできたので、簡単に落とせるところは落とせた。今日は楽しかったですね」と話すと、「みんなの距離感が近いとこんなにも良いサッカーができるんだと改めて感じたので、こういう試合を続けていきたい」と胸を張った。

(取材・文 折戸岳彦)
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