beacon

今季初ゴールも空砲に…名古屋FW永井、“幻のゴール”は「仕方ない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[3.12 J1第1ステージ第3節 川崎F3-2名古屋 等々力]

 勝ち越しゴールも空砲になった。名古屋グランパスは1-1の後半18分、サイドチェンジを受けたFW永井謙佑が左サイドからドリブルでカットイン。PA手前中央から右足を振り抜き、ゴール右隅に流し込んだ。

「パッと顔を上げたらスペースが見えたので、自分で持っていった」。永井の今季初ゴールで一時は2-1と試合をひっくり返した名古屋だが、終盤の2失点で逆転負け。「点は取れたけど、負けたので悔しい」と唇を噛む永井にとって、何よりも悔やまれるのは後半35分のシーンだ。

 2-2の同点だった場面。左サイドからのパスをPA内で受けた永井は鋭い切り返しでDFをかわし、右足でシュート。ゴールネットを揺らし、再び勝ち越しゴールかと思われたが、ゴール前のオフサイドポジションでFW松田力が相手GKのプレーに干渉したとして副審の旗が上がり、得点は認められなかった。

「仕方ないですね。そういう判定なので」。永井は自分に言い聞かせるように話したが、この直後に川崎FはMF中村憲剛が決勝点。結果的に両チームの明暗を分けるワンプレーとなった。

(取材・文 西山紘平)

●[J1]第1ステージ第3節2日目 スコア速報

TOP