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香川咆哮、約3か月ぶり今季5点目で待望の16年初ゴール

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[3.13 ブンデスリーガ第26節 ドルトムント2-0マインツ]

 ブンデスリーガは13日、第26節3日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでFW武藤嘉紀所属のマインツと対戦し、2-0で勝った。香川は3試合ぶりの先発出場を果たし、1-0の後半28分に追加点。11試合ぶり今季5ゴール目を決め、待望の2016年初ゴールが生まれた。負傷離脱中の武藤は欠場している。

 ドルトムントは前半30分、MFゴンサロ・カストロがハーフウェーライン付近からドリブルで持ち上がり、FWマルコ・ロイスへスルーパス。ロイスはGKとの1対1から冷静に右足ダイレクトでゴール左隅に流し込み、先制点を奪った。

 1点リードで折り返した後半立ち上がりの1分には香川が右サイドのMFヘンリク・ムヒタリアンに展開。ムヒタリアンの折り返しをFWピエール・エメリク・オーバメヤンがスルーし、後方から走り込んだ香川にパスが通った。香川は正確なトラップでPA内に進入。DFの前に体を入れて右足で狙ったが、シュートは力がなく、GKの好守に阻まれた。

 その後も何度となく決定機をつくるドルトムントだが、最後の精度を欠き、追加点が遠い。後半23分、中盤の守備で香川が粘ってボールを奪い、ムヒタリアンが右サイドを独走。マイナスの折り返しにロイスが右足で合わせたが、シュートはクロスバーを越えた。

 1点差のままじりじりとした展開が続いたが、後半28分、ついに追加点が生まれた。ムヒタリアンのスルーパスに反応したオーバメヤンがPA内左に進入。GKを引き付けて冷静に折り返し、ゴール正面に走り込んだ香川が右足で押し込んだ。

 香川の得点は昨年12月5日のボルフスブルク戦(2-1)以来、今季5ゴール目。2016年に入って先発機会が激減し、前節の首位バイエルンとの天王山でベンチ外となるなど苦しんでいたが、約3か月ぶりのゴールでこれまでの鬱憤を晴らすように思わず咆哮した。

 香川の11試合ぶりとなるゴールが貴重な追加点となり、ドルトムントは2-0の完封勝利。2試合ぶりの白星で9戦負けなし(7勝2分)とし、首位バイエルンを勝ち点5差で追っている。

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