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G大阪、要注意人物エウケソンの2発に沈む…敵地で中国2位に惜敗

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[3.15 ACLグループG第3節 G大阪1-2上海上港]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は15日、グループリーグ第3節を行った。G組のガンバ大阪は敵地で上海上港(中国)と対戦し、1-2で敗れた。G大阪は3戦目にして今大会初黒星。2分1敗で順位は3位と変わらなかったが、最下位の水原三星と勝ち点で並んだ。

 “爆買い”で注目を集める中国に乗り込んだG大阪。相手は元イングランド代表指揮官のスベン・ゴラン・エリクソン監督が率いる昨季中国Lで2位の上海上港となった。

 2戦連続ドローのG大阪は敵地戦とはいえ、初勝利を目指して積極的な入りを見せる。しかし前半18分、右CKからチャンスを作ると、DF今野泰幸のヘッドはGKの正面。こぼれ球をDF金正也が押し込むが、シュートが倒れていたGKの顔面に当たってしまい、先制点を決めることは出来なかった。

 そして前半40分、最初の得点が上海に生まれる。MFダリオ・コンカのFKがゴール前に入ると、MF遠藤保仁のクリアが中途半端になる。FWアサモア・ジャンに折り返されると、今冬の移籍で広州恒大から加入したFWエウケソンに蹴り込まれてしまう。警戒していた前線の外国人トリオで崩され、そして最も注意していたはずのエリクソンに決められてしまった。

 後半開始と同時にG大阪はMF阿部浩之に代えてMF倉田秋を投入。リズムに変化を求めると、迎えた後半15分、FKを獲得すると、FW宇佐美貴史の蹴り入れたボールが走り込んだFWパトリックの頭にピタリ。待望の同点ゴールがパトリックの今季初ゴールによって生まれた。

 しかし喜びもつかの間、G大阪はわずか2分後に勝ち越しゴールを許してしまう。左サイドからコンカにクロスボールを上げられると、飛び込んだエウケソンに難なくヘディングシュートを許してしまう。直後にG大阪はMF大森晃太郎がビッグチャンスを作ったが、シュートは懸命に防ぎに来たGKをかすめ、枠外へと外れていった。

 G大阪は後半34分に大森に代えてMF藤本淳吾を投入。しかしそれでも敵地でビハインドを跳ね返す力にはならず、このまま1-2で敗戦。今大会初黒星を喫した。

 同組のもう1試合、メルボルン・ビクトリー(豪州)のホームで行われた水原三星(韓国)との一戦は、0-0のドロー。両チームが勝ち点1ずつを積み上げた。この結果、勝ち点を6に伸ばした上海上港が首位に浮上。同5のメルボルンが2位。同2でG大阪と水原が並んだが、総得点差でG大阪が3位。水原が最下位のままとなっている。


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