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監督不在の横浜FCが4戦目で今季初勝利! 49歳カズは今季初先発で最年長出場記録を更新

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[3.20 J2第4節 横浜FC2-0山口 ニッパツ]

 開幕から未勝利の横浜FCがホームにJ3から昇格したレノファ山口FCを迎え、FW小野瀬康介の2ゴールで2-0の完封勝利をおさめ、待望の今季初勝利となった。

 ミロシュ・ルス監督が不整脈、冠攣縮性(かんれんしゅくせい)狭心症の疑いのため、検査入院することになり、増田功作ヘッドコーチが暫定的に指揮を執る横浜FC。開幕から無得点が続いている攻撃陣を代え、FW三浦知良と長身FWイバが今季初先発となった。なお、三浦は自身のJ2最年長出場記録を「49歳23日」に更新している。

 試合は山口が前半7分にFW中山仁斗のパスを受けたMF星雄次がミドルを放つなど積極的な入りを見せたが、横浜FCもセットプレーからチャンスを作る。同17分に右CKからDFデニス・ハリロヴィッチがヘッド。同31分にはFKをPA内中央で受けたイバが胸トラップから反転シュートを放ったがGK一森純の正面を突いた。

 前半終盤の44分には山口が右クロスからゴール前で混戦となり、こぼれ球に反応したFW岸田和人が右足で狙うも惜しくも右ポスト直撃。0-0で試合を折り返す。後半8分にはPA内右のMF島屋八徳のクロスをファーサイドのの中山が左足ボレー。フリーで完璧に合わせたシュートだったが、わずかにゴール右に外れ、先制とはならなかった。

 横浜FCは後半10分に三浦に代えてFW大久保哲哉を投入すると、同19分に待望の今季初ゴールが生まれる。右サイドからMF佐藤謙介が入れたボールをPA内右の大久保が中央に折り返し、ニアでイバがつぶれ、後方から入ってきた小野瀬がヘッドで無人のゴールに押し込み、先制点。横浜FCが待望の今季初得点で先手を取った。

 反撃に出る山口は後半33分、後方からのフィードをPA内右で受けた岸田が鋭い切り返しから左足を振り抜くもクロスバー直撃。横浜FCはピンチを逃れると、同36分に追加点を挙げる。MF野村直輝の左CKから佐藤が右足で合わせ、ゴール前で混戦となるが最後は小野瀬が押し込み、2-0。安定した守備でそのまま逃げ切り、今季初白星を飾った。

●[J2]第4節 スコア速報

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