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王者広島が敵地で大宮に5発大勝して今季リーグ初勝利!!初先発浅野が3得点演出

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[3.20 J1第1ステージ第4節 大宮1-5広島 NACK]

 サンフレッチェ広島が敵地で大宮アルディージャを5-1で下した。広島は今季、リーグ4戦目にして待望の初勝利。公式戦では16日のACLブルーラム・U戦(○3-0)に続く連勝となった。対する大宮は2連敗となった。

 J1復帰初年度を開幕2連勝でスタートさせた大宮だが、前節のG大阪戦で今季初黒星。引きずらないためにも、ホームではしっかりと勝ち点3を獲得したいところ。先発はG大阪戦で負傷交代したDF菊地光将に代わってDF福田俊介が今季初先発した。

 王者広島は、過密日程で苦戦するACL組の例にもれず、今季3戦未勝利と出遅れている。スタメンはこちらも前節の湘南戦で前半のみで途中交代したFW佐藤寿人がリーグ戦では今季初めてのベンチスタート。代わって10番FW浅野拓磨がリーグ戦初先発した。

 試合を優位に進めたのは今季初勝利に燃える広島だった。前半22分には先制に成功。MFピーター・ウタカの縦パスに反応した浅野がマイナスに折り返すと、ウタカが右足で流し込む。さらに同39分にはウタカが右サイドの高い位置でボールを奪取。MFミキッチ、MF宮原和也、ウタカとパスが繋がると、スルーパスで裏に抜けた浅野が右足で豪快に追加点を突き刺した。ゴール後にはお決まりのジャガーポーズも飛び出した。

 大宮も直後に得点機を迎える。前半42分、左サイドから入れたCKがゴール前で浮き球になると、DF河本裕之がヘディングで押し込む。しかしこれはライン上にいたDF佐々木翔にヘディングでかき出されてしまう。流れを取り戻せないまま、大宮は2点ビハインドで後半に向かった。

 大宮は後半開始と同時にMFネイツ・ペチュニクに代えてMF横谷繁、DF沼田圭悟に代えてDF奥井諒と、一気の2枚替えを行う。すると大宮が徐々に押し込む展開になる。後半10分の泉澤のパスに反応した横谷のシュートも左ポストに嫌われたが、同15分、左サイドをMF家長昭博がドリブル突破。中に折り返すと走り込んだ横谷が押し込み、1点差に詰め寄った。

 一気に同点としたい大宮は、さらに圧力をかけて広島ゴールに迫る。ただ後半19分の家長のシュートがわずかに枠右に外れるなど、決定機を決めきれずにいると、同22分、広島がカウンターからのチャンスを確実にものにする。MF柴崎晃誠がドリブルで持ち上がると、浅野がDFの裏で受ける。中に折り返したボールにMF柏好文がニアでつぶれてコースを変えると、ファーサイドでフリーになっていたMF青山敏弘が難なく押し込んだ。

 広島は3点目を奪った直後に浅野に代えてMF茶島雄介、ミキッチに代えてMF清水航平を送り込む。大宮も後半28分に泉澤に代えてFW江坂任を投入。3枚目のカードを切って勝負に出る。しかし直後のプレーだった。同28分、青山のスルーパスに左サイドから走り込んだ柏が右足でゴールにしっかり蹴り込み、勝利を決定づける得点を奪った。

 後半44分には清水の右クロスのポスト跳ね返りを柴崎が押し込んでダメを押す。昨季王者広島が今季初勝利を大勝で飾った。


●[J1]第1ステージ第4節2日目 スコア速報

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