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熊本、清武のバースデー同点弾も連勝ストップ…北九州との白熱の九州ダービーはドロー決着

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[3.20 J2第4節 北九州1-1熊本 本城]

 今季初の“バトル・オブ・九州”は1-1で引き分けに終わった。首位タイだったロアッソ熊本は連勝が3でストップ。一方のギラヴァンツ北九州は連敗を2でストップさせている。

 九州ダービーということもあり、気持ちの入った白熱した試合となった。熊本は前半9分、高い位置でMF高柳一誠がボールを奪い、PA右手前から左にMF清武功暉、FW平繁龍一とつないで、平繁が右足でコントロールシュートを放つ。ゴール右隅を狙ったシュートはわずかに枠を外れてしまう。対する北九州も同33分、左ゴールライン際からFW本山雅志がマイナスに折り返したボールをMF風間宏希が右足シュートを放つもGK佐藤昭大に弾き出される。

 試合の均衡が破れたのは後半12分だった。北九州はMF井上翔太の左からのパスをMF小手川宏基がPA手前からダイレクト右足シュート。強烈なミドルがゴール左上に突き刺さり、先制に成功する。

 しかし、後半17分にFW巻誠一郎、同26分にFW齋藤恵太を投入した熊本が、終了間際に同点ゴールを叩き込む。同44分、ロングボールをPA内左で巻が競り勝って、齋藤がゴールライン際から中央に折り返す。これをこの日、25歳の誕生日の清武が左足で流し込み、土壇場で同点に追いつく。

 最後まで意地と意地がぶつかり合った試合は1-1のまま終了し、勝ち点1を分け合った。試合後のインタビューで同点ゴールの清武は、「最後、冷静に流し込めて良かった。決められても全員が落ち着いて、『追いつける』という気持ちがあったのでそこはすごく良かった。だた、チームが勝てなかったことは悔しい」とバースデーゴールも笑顔はなかった。

●[J2]第4節 スコア速報

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