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サウサンプトンが0-2から後半3発で逆転! リバプールとの壮絶な打ち合いを制す

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[3.20 プレミアリーグ第31節 サウサンプトン3-2リバプール]

 プレミアリーグは20日、第31節の2日目を行った。DF吉田麻也が所属するサウサンプトンはホームでリバプールと対戦し、3-2で勝利した。リバプールは5試合ぶりの黒星を喫している。なお、ベンチスタートの吉田は4試合ぶりの出番なしに終わっている。

 17日にヨーロッパリーグ(EL)でマンチェスター・ユナイテッド戦を戦ったリバプールは、MFジェームズ・ミルナーが出場停止。負傷との報道があり、ブラジル代表を辞退したFWロベルト・フィルミーノやMFジョーダン・ヘンダーソンらが欠場し、MFジョー・アレンとFWディボック・オリジが先発に名を連ねた。

 リバプールは前半8分にカウンターを受けて、PA内でDFデヤン・ロブレンがFWシェーン・ロングを後方から倒したかに見えたが笛は鳴らず、早々の失点は免れた。すると17分にハーフェーライン付近でボールを奪い、先制点へとつなげる。左サイドでパスを受けたMFコウチーニョが中央にカットインし、右足ミドル。サウサンプトンの寄せが甘く、余裕をもって振り抜いたコントロールショットがゴール右隅に吸い込まれ、スコアを動かした。

 さらにリバプールは前半22分、カウンターから左サイドでコウチーニョのパスを受けたオリジが自分でゴール前まで運んで右に開いたFWダニエル・スターリッジにラストパス。スターリッジがワンフェイントでシュートコースを作り、左足でゴールに捻じ込んだ。26分にもコウチーニョ、MFアダム・ララーナ、MFエムレ・カンと鮮やかにつないで最後はアレンがPA内中央から右足シュートもGKフレイザー・フォスターの好セーブに阻まれた。

 サウサンプトンのミスやマークの甘さもあり、攻撃で圧倒するリバプール。前半33分にも左CKの流れからアレンが左足でゴールネットを揺らすも、ゴール前にいたDFママドゥ・サコが関与したとして、オフサイドの判定で3点目とはならなかった。後半開始からリバプールはロブレンに代えてDFマルティン・シュクルテル、サウサンプトンはMFビクター・ワニャマとMFサディオ・マネを投入。交代策が奏功したのはサウサンプトンだった。

 後半4分、FWグラツィアーノ・ペッレがシュクルテルに引っ張られて倒され、PKを獲得。キッカーのマネが思い切りよくゴール左に蹴り込むも、GKシモン・ミニョレに完璧に止められ、絶好のチャンスを逃した。それでもマネは19分にペッレのスルーパスから強烈な左足シュートを叩き込み、1-2と反撃ののろしを上げる。

 サウサンプトンは後半39分、自陣からのロングパスにペッレが競って、ロングから再びパスを受けると左足に持ちかえてPA手前からシュート。これをゴール左に突き刺すと、その2分後の41分に逆転の一撃を突き刺す。バックパスからミニョレのキックミスを奪って、ペッレのスルーパスを受けたマネが左足でゴールに流し込み、3-2と一気に逆転。後半に攻撃のリズムを変えたサウサンプトンが壮絶な試合を制した。

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