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“一回り大きくなった”GK東口が代表国内初陣へ「チャンスが来ればものにしたい」

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 日本代表GK東口順昭(G大阪)が、24日のW杯アジア2次予選のアフガニスタン戦に向けた意欲を語った。

 今回、バヒド・ハリルホジッチ監督はGK4人を招集した。指揮官は「どのような状態か見てみたい」と、GK川島永嗣の復帰によるものと説明する。しかし、22日の練習では帰国早々ということもあるが、川島はFW本田圭佑らとともに別メニューでの調整となった。そこで今大会は残る3人に十分チャンスが与えられるものとみられている。

 中でも指揮官の期待が大きいのはG大阪の守護神・東口だ。メンバー発表会見でも「もしかしたら今回は東口にチャンスを与えるかもしれない」と個人名を挙げて言及。「チャンスをつかむのは選手だ。東口は自分のクラブで良いプレーをしているので、チャンスを与えてあげたいと思っている」と奮起を促した。

 東口はまだハリルホジッチ監督から起用について具体的な話はないと話す。「神戸戦でいい結果が得られなかったからどうかな」と頭を掻くが、「しっかり自分の仕事ができるようにしたい」と準備万端で構えている。

 今年からの試みとして、「ごつくなること」をテーマの一つとして掲げている。特に肩周りの筋力強化に努めており、「常に筋トレはしている。もっとゴツくなれと言われている。体重は1、2キロ増えた。あと3、4キロは増やそうかなと思っています」と話す。ただまだプレー面での効果は薄いようで、「シャツがいい感じに着れるようになりました」と冗談交じりの成果を感じているのみだという。「もう少し、2、3キロ変わってきたらプレーも変わってくるのかな」とイメージを膨らませた。

「(代表戦は)選手の誰もが出たい舞台やと思う。選ばれて結構な間、出れなかったので。しっかり準備はしてきたし、チャンスが来ればものにしたい」

 代表デビューとなった昨年8月9日の東アジア杯中国戦(武漢)は1-1のドロー。前半10分に失点し、苦い思いをした。“一回り大きくなった”東口は、国内初の代表戦のピッチでチャンスを確実につかむ。
(取材・文 児玉幸洋)
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