beacon

ブンデス2部でゴール量産中の日系人にドイツ国内外から関心 リバプールも興味?

このエントリーをはてなブックマークに追加

 ブンデスリーガ2部のウニオン・ベルリンで、ひときわまばゆい輝きを放つ選手がいる。出場した6試合で連続ゴールを挙げているFWボビー・ウッドだ。日系アメリカ人のウッドには、ドイツ国内外から熱視線が注がれている。

 現在23歳のウッドは、アメリカ・ハワイ州出身。日本人の母を持つアタッカーは、07年にドイツへ渡り、1860ミュンヘンの下部組織に加入した。同クラブではトップチームに引き上げられたが、最終的には54試合3ゴールと開花せず。昨年2月、エルツゲビルゲ・アウエへのレンタルを経て、夏に完全移籍でウニオンに加わっている。

 14年からアメリカA代表に呼ばれているウッドは、旧東ベルリンのクラブでブレーク。新しいクラブでのファーストシーズンで、これまで公式戦26試合出場14得点と、高い決定力を発揮している。後半戦に入ってからはさらに勢いが増し、最近8試合で9ゴールを奪うなど好パフォーマンスを披露しているところだ。

 こうなると、周囲は放っておかない。ウッドの活躍は他クラブのスカウト陣からの興味を引きつけているようだ。

 ドイツ『ビルト』によると、前線が安定しないハンブルガーSVがすでに同選手と接触したという。さらに『ベルリーナ・クリーア』の報道によれば、リバプールも同選手に目をつけた。同クラブのスカウトは数週間前、フランクフルトにレンタル中のFWタイウォ・アウォニイをチェックするためウニオン戦を観戦した。その際に2ゴールを決めたウッドが強く印象に残ったそうだ。

 FWとして継続的に結果を出すようになってからまだ日が浅いウッド。アメリカ代表を率いるユルゲン・クリンスマン監督は先日、「毎日上達しようと努力し、大人に成長した」「より多くのゴールを決めていくことを願う」と期待の言葉を向けた。

 すでにアメリカ代表でプレーしているウッドは日本代表になる可能性はない。日系人の活躍に注目しつつ、日本代表にはアメリカ代表をうらやむ必要がないほどのストライカーが登場してもらいたいものだ。

●ブンデスリーガ2015-16特集
●プレミアリーグ2015-16特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP