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スペイン人選手が語るベルギーの現在 「ほとんど人が歩いていない」

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 ベルギーの首都ブリュッセルで発生した同時テロは、今夏のフランスでのEURO2016開催にも影響を及ぼしそうな状況となっている。そんな中、ベルギー在住のスペイン人サッカー選手も、大きな恐怖を感じていたようだ。

 ベルギー3部リーグのクラブに所属するアントニオ・ムニョス・エレーラは、ブリュッセルから約45キロ離れたアントワープに住んでおり、被害には巻き込まれなかったものの、練習に影響が及んだという。スペイン『マルカ』がコメントを伝えた。

「寝ていたら、電話の音やSNSのアラート音で目が覚めたよ。スペインの友達や家族が、僕が無事かどうか連絡してきたんだ」

「(14時からの練習に向けて)クラブに到着したとき、監督には『心配するな』『でも電車に乗るのはやめろ』と言われた。来た選手は数人だけだったよ。ブリュッセルや、その近郊に住んでいる何人かのチームメイトは、外に出ることができなかった」

 ベルギー国内では、様々な予定がキャンセルになっており、このクラブの試合にも影響が及んだという。街の風景も異様なものとなっているようだ。

「車で練習に向かっていたとき、いつもなら渋滞があるので30分かかるところを、12分で着いた。ほとんど人が歩いていないし、車も走っていない。誰もが家の中でテレビを見ながら、恐怖を感じている。すべてがストップしていて、23日の試合の予定もキャンセルになったんだ」
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