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[MOM1738]秋田商MF伊藤岳歩(2年)_中学時代、隣県クラブへ通い続けた情熱のMFがスーパーゴール

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.25 アンダーアーマーチャレンジカップ決勝 秋田商高 1-1(PK5-4)明秀日立高 富士緑の休暇村]

 0-0の後半13分、秋田商高MF伊藤岳歩(2年)は右サイドからカットインすると、逆サイドのゴールネットへ左足ミドルを突き刺した。「前半に中に切れ込んだ時にシュート打てなくて、ハーフタイムに監督からシュートを打っていけと言われていたので、中に切れ込んだ特にシュートを狙って押し込みました」と伊藤。右利きの伊藤だが、トレーニングを重ねてきたという、カットインからややボールに変化をつけて放つ左足シュートを大一番で見事に決めて見せた。

 小林克監督は「10回やっても1回入らないようなシュートが何故か入った」と微笑んだ一方、そのゴールを決めたMFについて「あれはいいシュートでしたね。あの形は練習試合だけでも2点取っているんです。カットインして左足。彼は大曲というところに家があるんですけど、盛岡のオガサ(レノヴェンスオガサFC)に通って。岩手の子に刺激を受けてきた。情熱がある選手です」と讃える。伊藤は中学時代、自宅のある秋田県南部の大曲(大仙市)から岩手県盛岡市まで1時間30分かけて通いながら努力を続けて成長。そして「小さい頃から秋商に憧れがあった」と秋田の名門へ進学した伊藤がこの日はチームを優勝へ導いた。

 中学時代、「走るサッカー」(伊藤)というレノヴェンスオガサFCで特に身につけてきた体力は今、武器と言えるものになっている。「体力自信はあります。中1の時、自分それまで走りっていうヤツをしたことなくて、走りは最後の方だった。悔しくて(個人的に)走りこみしていて、中学3年になった時に1番とかなれるようになった。スタミナな面では自信になりました」。その身につけた武器を試合で発揮する意気込み。「自分のスタミナを活かして縦横無尽に走り回って、一番はゴールを決めたい」と言い切った。

 3日間のアンダーアーマーチャレンジカップを振り返り、「全国の強豪チームが集まって凄くいい経験ができた。相手のフィジカル面が強くて自分たちも凄く成長できる。(大会前は)自分たちの武器である団結力で守備から入って無失点で行くという課題を持っていた。接戦でも勝ち切れたので成長できたと思います」。そして個人的には「今大会無得点だったので。決めたかった」というゴールも決めて優勝に貢献。この日笑顔で大会を終えた伊藤は「目標は選手権、インターハイは無失点で(県)優勝して、去年の先輩たちは全国大会1回戦で負けたので、自分たちは1回戦を突破してどんどん勝てるようになっていきたいです」という目標を達成するために、今後も努力を続ける。

(取材・文 吉田太郎)
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