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移籍先はドルトムントしかない?止まらないゲッツェの古巣復帰報道

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 ドルトムントのハンス・ヨアヒム・バツケCEOは一蹴していた。だが、バイエルンMFマリオ・ゲッツェの古巣復帰報道が止まらない。

 ドイツ『ビルト』が先日、ドルトムントのゲッツェ再獲得を報じたことは、ドイツ国内で大きく騒がれた。25日には、『SZ』が選手周辺の情報として、ゲッツェが以前から復帰を望んでいたと報じている。

『SZ』によると、友人たちは、以前からゲッツェがバイエルンでのキャリアアップを諦めている印象を受けているという。また、ゲッツェ自身は2015年にドルトムント復帰を希望していたが、バイエルンが求める移籍金がネックになったそうだ。

『ビルト』は、ドルトムントがバイエルンと予備交渉を行ったと報じたが、『SZ』はその会談がブンデスリーガでの直接対決のときだったと報じている。バツケCEOは『ビルト』の報道を「いつもどおりのインターナショナルブレーク中の”劇場”」と一蹴。憶測の話に「参加する気はまったくない」と、うんざりした様子だった。だが、『SZ』も指摘しているとおり、ゲッツェ再獲得を否定はしていない。

 ジョゼップ・グアルディオラ監督の退任と、カルロ・アンチェロッティ氏の就任が決まっているバイエルンだけに、ゲッツェには新たなチャンスが訪れるかもしれない。だが、ゲッツェとバイエルンの契約は2017年までだが、クラブと選手の双方がまったく契約延長交渉に入る様子を見せていない。また、バイエルンがゲッツェをフリーで手放すリスクを冒すことは考えにくいだろう。

『SZ』によれば、バイエルンは2000万ユーロ程度で放出する用意があるとしている。ドイツ国外のクラブであれば、さらに高額な移籍金も期待できるが、2、3年前までゲッツェが望んでいたようなクラブは、すでに選手への興味を示していないとのこと。恩師のユルゲン・クロップ監督が率いるリバプールは、チャンピオンズリーグ出場が難しいため選択肢になる可能性は低いという。

 そうすると、残る行き先はドルトムントのみとなる。現在、ゲッツェの目標はドルトムントに復帰することだけという。本当に選手の心はすでに移籍へ傾いているのだろうか。そして、ドルトムントのファンは、2013年バイエルンへと向かったゲッツェを許すのだろうか。

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