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北朝鮮がまさかの2次予選敗退…イラク、中国が逆転で最終予選へ滑り込み

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 ロシアW杯アジア2次予選の最終節が29日に各地で行われ、最終予選に進出できる各組2位のうち成績上位4チームをめぐる争いが熾烈を極めた。この争いはF組のインドネシアが出場除外となったことを考慮し、それ以外のグループは最下位のチームとの対戦結果を除いた成績で争われたため、波乱が起きた。

 まさかの敗退が決定したのは北朝鮮だ。3連勝スタートを切った北朝鮮だが、予選が進むにつれて雲行きが怪しくなってきた。ただ、敵地での最終戦となった同組4位のフィリピン戦に勝利すれば、自力で最終予選進出を決めることができたが、前半43分に失点。前半アディショナルタイムと後半3分に連続ゴールを奪って逆転に成功したものの、後半39分に同点弾を浴びると、終了間際の同45分に逆転弾を許し、2-3で敗れた。

 この結果、北朝鮮は各組2位同士の争いで“5位以下”が確定。2大会連続で最終予選進出を逃す結果となった。北朝鮮と同じく勝てば自力突破を決めることができたヨルダンも敵地でオーストラリアに1-5で完敗。敵地でイランに0-2で敗れたオマーンも届かなかった。

 大逆転で滑り込んだのが、中国とイラクだ。予選中盤まで敗退危機にあったC組の中国だが、最後の2連戦で意地を見せた。第9節のホーム・モルジブ戦に4-0で勝利してグループ2位に浮上すると、最終戦もホームでカタールに2-0で勝利。各組2位同士の争いでギリギリの“4位”に入った。イラクもホームでベトナムに1-0で勝利。2位争いのトップに立ち、最終予選進出を決めた。

 最終予選の組み分け抽選会は、4月12日に行われる。

▽最終予選進出国
サウジアラビア
オーストラリア
カタール
イラン
日本
タイ
韓国
ウズベキスタン
イラク
シリア
UAE
中国

▽各組2位での2次予選敗退国
北朝鮮
ヨルダン
オマーン
レバノン

●ロシアW杯アジア2次予選特集

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