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[MOM1743]玉野光南FW飯尾柊太(新1年)_期待のルーキーFWが2戦連発!今度は徳島ユースから先制点

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.30 ミズノカップIN香川予選リーグDパート第2節 徳島ユース 0-2 玉野光南高 瀬戸大橋記念公園球技場コート3]

 このまま行けば、プリンスリーグ中国の開幕戦を先発で飾る可能性が高そうだ。玉野光南高は乙倉健二監督が「スアレスみたいな本格派のストライカーとはちょっと違うかもしれない。でもどのポジションでも得点できるプレーヤーに育ってもらいたい」と期待するFW飯尾柊太(新1年)が2試合連続ゴール。チームに白星をもたらした。

 前日の水橋高戦でも先発出場して先制ゴールを決めている飯尾はこの試合でも3-6-1システムのシャドーの位置で先発出場。1.5列目でボールの収まりどころとなり、相手のプレッシャーを上手く背負いながらボールを収めてサイドへ展開するなど力を発揮していたFWは後半8分、右CKのファーサイドからの折り返しを中央で頭で押し込み、先制点を挙げた。

 高校入学前のFWがJクラブユースからゴール。それでも本人は「ヘディングとかこぼれ球とかというのが多かったので、自分の実力で点を取りたい。周りのサポートとかあって自分の力が出ていると思います。まだドリブルとかゴール前にボールを運ぶという作業ができていない。シュートの数も少ないので増やしたい」というから頼もしい。新1年生が先発を任されている状況にも平然。このまま行けば、4月のプリンスリーグ中国でもスタメンを飾りそうな勢いだが、「プレッシャーは感じていないです。貪欲に頑張りたいです」と言い切った。

 玉野光南は自宅から自転車で30分ほどの距離。「家から一番近い高校で強豪なので。後半の最後のところの粘り強さや貪欲さが魅力」という理由で進学を決意した。中学時代は裏への抜け出しなどを得意とするストライカーだったが、飯尾はシャドーという新たに挑戦しているポジションに面白さを感じているという。目標については「ドリブルで相手のPAとかに入っていってシュートもスルーパスも出せる選手です。ネイマールみたいなドリブルとかしたいですね。まずは選手権に一年生の時から出て全国優勝まで行きたいです」と力を込めた。本人も認めるように体力面やスピード感など課題もある。それを一つひとつ改善しながらスケールの大きなFWに成長を遂げる。

(取材・文 吉田太郎)
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