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“珍しい”2得点…F東京DF森重「チームに貢献できた」

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4.2 J1第1ステージ第5節 FC東京 3-2 名古屋 味スタ]

 守備の人。だが、この試合はゴールでも魅せた。1点をリードされて迎えた後半43分にPA内でDF竹内彬のファウルを誘ったFC東京DF森重真人は、落ち着いてゴール中央に蹴り込んで自身1点目を記録。さらに2-2で迎えた後半36分にはDF小川諒也のCKに飛び込むと、ヘディングで自身2点目となる決勝点を叩き込んだ。

 この日、対峙したのは199センチのFWシモビッチ。すでにリーグ戦3得点を奪うなど、脅威となっている長身ストライカーのシュート数をゼロに抑えることに成功。183センチの森重は「CBが競り勝つのが一番いいこと」と前置きしつつも、「それよりも周りがセカンドボールをどう対処するかに、チームとしては力を注いだ」とシモビッチが競った後のこぼれ球の回収率を高めて、要注意人物を経由した攻撃に対応した。

 自身の得点で3-2と勝ち越して迎えたアディショナルタイムには、MF田口泰士へのファウルで一発退場となり、勝利の瞬間をピッチ上で迎えることはできなかった。しかし、「珍しいと思う」と語る自身の2得点でチームに勝利をもたらしたことに、「チームに貢献できたし、勝利につながったのがうれしかった」と喜びを表した。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J1]第1ステージ第5節2日目 スコア速報

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