beacon

CL出場権争いは混沌…原口先発の3位ヘルタが直接対決で5失点大敗

このエントリーをはてなブックマークに追加

[4.3 ブンデスリーガ第28節 ボルシアMG5-0ヘルタ・ベルリン]

 ブンデスリーガは3日、第28節3日目を行い、FW原口元気の所属する3位ヘルタ・ベルリンは敵地で5位ボルシアMGと対戦し、0-5で大敗した。原口は右サイドハーフで先発したが、0-4の後半36分にベンチへ下がっている。

 前節終了時点で勝ち点48の3位ヘルタと同42の5位ボルシアMG。勝ち点6差で迎えた来季の欧州CL出場権争い直接対決は意外な大差がついた。

 先制点はまさかの形だった。前半14分、ヘルタ・ベルリンは自陣でのビルドアップでGKルネ・ヤシュティンが痛恨のパスミス。ボルシアMGのMFマフムード・ダフードがカットし、素早くFWトルガン・アザールに預けると、アザールは左足でGKの股間を抜き、ゴールネットを揺らした。

 単純なミスからリードを許したヘルタは後半にも失点を重ねた。ボルシアMGは後半15分、DFオスカル・ベントの左クロスがファーサイドに抜けてきたボールをMFファビアン・ジョンソンが折り返し、FWアンドレ・ハーンが右足でシュート。2-0とリードを広げると、同31分にはアザールのシュートをGKが弾いたところに途中出場のMFパトリック・ヘアマンが詰め、難なく押し込んだ。

 後半35分にも高い位置でボールを奪い、ショートカウンターからアザールが自身2得点目。4-0と突き放すと、同40分には途中出場のMFイブラヒマ・トラオレがダメを押した。終わってみれば今季最多タイとなる1試合5ゴールの大勝で2試合ぶりの白星を挙げたボルシアMG。一方のヘルタは今季ワーストの5失点で連勝が2で止まり、3試合ぶりの黒星を喫した。

 この結果、勝ち点48のままのヘルタは順位こそ3位をキープしたが、シャルケを抜いて4位に浮上したボルシアMGとの勝ち点差は「3」に縮まった。5位レバークーゼンとも勝ち点3差で、6位マインツ、7位シャルケとも4差。3位から7位までの5チームが残り6試合で勝ち点4差にひしめく大混戦となり、来季の欧州CL出場権争いは混沌としてきた。

●欧州組完全ガイド
●ブンデスリーガ2015-16特集

TOP