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リーガ、C・ロナウドに「オカマ野郎」と叫んだカンプ・ノウの客を処分せず

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 先に行われたクラシコでレアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドに「オカマ野郎」と叫んだバルセロナサポーターに、処分が下されることはなさそうだ。スペイン『マルカ』が伝えている。

 性の多様性を訴えるスペインの組織、オブセルバトリオ・エスパニョール・コントラ・ラ・LGBTフォビアは、クラシコでヨハン・クライフ氏への黙祷が行われている間にカンプ・ノウの観客がC・ロナウドに「オカマ野郎」と叫んだことを問題視。スペイン政府の反暴力委員会に対してバルセロナに処分を科すように求めていた。

 毎週1部と2部の試合で不適切な振る舞いがあるかどうかをチェックしているスペインプロリーグ機構ラ・リーガは、今回のケースに関して処分に値しないという考えを示した。その理由のひとつは発信源を特定できないことにあるようだ。ラ・リーガから以下のような声明が発表されている。

「ヨハン・クライフへの黙祷が行われた1分間で、居場所が特定できない一部のサポーターから『マドリーのクソッタレ』『クリスティアーノ、オカマ野郎』という言葉が一時的・散発的に叫ばれた。こういった言葉に対してはホーム側(バルセロナ)のサポーターからブーイングが浴びせられた。そのため、バルセロナサポーター全体としての振る舞いは正しかったと判断する」

 スペイン政府の反暴力委員会は、7日に何らかの決断を下すとされる。だが今回のラ・リーガの声明により、バルセロナに処分が科される可能性は低いと見られている。

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