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[CL]レアル完敗…“突破する可能性2%”のミラクル・ボルフス、初の4強入りに前進

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[4.6 欧州CL準々決勝第1戦 ボルフスブルク 2-0 R・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は6日、決勝トーナメント準々決勝第1戦を行い、ボルフスブルク(ドイツ)とレアル・マドリー(スペイン)が対戦。ボルフスブルクが前半18分と同25分にネットを揺らして2点のリードに成功すると、そのまま逃げ切って2-0の完封勝利を収めた。レアルのホームで行われる第2戦は4月12日に行われる。

 初の決勝トーナメント進出、そして初のベスト8進出を果たしたボルフスブルクは序盤からレアルにボールを支配されて前半14分には危機を迎えるも、FWカリム・ベンゼマのシュートに対して距離を詰めたGKディエゴ・ベナリオが左足1本でストップして難を逃れる。その後も守備に重心を置いてレアルの攻撃に耐えるだけでなく、鋭いカウンターからゴールを脅かす場面を作り出した。

 すると前半18分にボルスフブルクが先制点を奪取する。左サイドからMFユリアン・ドラクスラーが送ったグラウンダーのクロスに反応したMFアンドレ・シュールレが、PA内でMFカゼミーロのファウルを誘ってPKを獲得。これをDFリカルド・ロドリゲスが冷静に沈めてスコアを1-0とした。さらに同25分には左サイドから中央に切れ込んだドラクスラーが右サイドに展開すると、MFブルーノ・エンリケのラストパスをMFマキシミリアン・アーノルドが鮮やかに押し込み、リードを2点差に広げる。

 対戦前にはDFダンテが「僕たちには経験が不足している。次のラウンドに進む可能性は2%だろう」と語っていたボルフスブルクだが、CL優勝10度を誇るレアルから2点のリードに成功。すると、2点のリードを許したレアルを前半41分にアクシデントが襲い、負傷したベンゼマがFWヘセ・ロドリゲスとの交代を余儀なくされた。

 2-0とボルフスブルクがリードしたまま後半を迎えると、まずは1点を返そうとするレアルが反撃に出るが、ボルフスブルクが集中した守備で簡単には決定機を創出させない。すると後半19分にレアルベンチが動き、MFルカ・モドリッチに代えてMFイスコがピッチへと送り込まれた。同28分にはイスコのスルーパスからFWクリスティアーノ・ロナウドが抜け出すも一気に距離を詰めたベナリオに阻まれてしまう。

 その後もレアルが何とかゴールをこじ開けようと攻撃を仕掛けたものの、ボルフスブルクが粘り強い守備でゴールを許さず。初の16強&8強入りと快進撃を続けるミラクル・ボルフスブルクが前半のリードを守り抜き、2-0の完封勝利を収めて初の4強入りに前進した。


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