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怪我、構想外…試練乗り越えた長友「努力は報われる」

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 日本代表DF長友佑都が8日、インテルと2019年6月30日まで延長したことを発表した。会見を終えた長友は、『契約更新~努力は報われる~』と題したブログ(http://yuto-nagatomo.com/blog/2016/04/post-8.html)を更新。苦悩を乗り越えて契約延長を勝ち取った喜びを綴った。

 長友は2011年1月の移籍でインテルに移籍。常勝軍団に加入すると、セリエAは2位で終えたが、コッパ・イタリアを制してタイトルを獲得した。その後チームは低迷するが、背番号55は奮闘。幾度となく監督交代が行われたが、常に試合出場を続けてきた。

 ただ、長友も「昨シーズンは怪我に悩まされ、今シーズンは開幕から構想外となり、多くの試練がありました」と語るように、16年6月までとなっていた契約の延長は当初は困難と見られていた。

 しかし、腐ることなく努力を続けた長友は、徐々にロベルト・マンチーニ監督の信頼を取り戻していくと、クラブは一転、契約延長へと舵を切った。1月にはマンチェスター・ユナイテッドから獲得オファーが届いたが、“インテル愛”を貫いて残留を決めた。

「自分自身を奮い立たせてくれたのは、みなさんからの声援やチーム関係者のサポートです。今日の発表を迎える事が出来たのは皆さんのおかげだと思ってます。これからも感謝の想いを胸に自分のプレーする姿をみなさんにお見せできればと思っています」

 長友は現在29歳。今年9月の誕生日で30歳を迎えることになる。「今回の契約はサッカー選手として決して若くない自分の年齢での複数年契約となり、チームからの愛と評価を感じ、本当に嬉しく思ってます」。

 現在、セリエAで5位のインテル。EL出場圏内にはいるものの、やはり3位のCLを目指したいところ。3位ローマとの勝ち点差は8。長友は「全員一致団結してCLを目指して、毎日頑張ってます!インテルが欧州の舞台で、飛躍出来る様に走り抜きます!」と名門再建を誓った。

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