[4.9 リーガ・エスパニョーラ第32節 R・マドリー 4-0 エイバル]

　リーガ・エスパニョーラ第32節2日目が9日行われ、MF乾貴士の所属するエイバルがレアル・マドリーのホームに乗り込み、0-4の完封負けを喫した。4試合ぶりに先発を外れてベンチスタートとなった乾に出場機会は訪れなかった。

　前節行われたバルセロナとのクラシコを2-1で制したホームのレアル攻撃陣が爆発。前半5分、ゴール前で得たFKをMFハメス・ロドリゲスが低い弾道のシュートで鮮やかにネットを揺らしていきなり先制に成功すると、ここからエースFWクリスティアーノ・ロナウドが躍動した。

　前半18分に相手DFとの競り合いを制してPA内に進入すると、鋭い切り返しからの丁寧なパスでFWルーカス・バスケスの得点をアシスト。さらに直後の同19分には右サイドを突破したFWヘセ・ロドリゲスのパスから右足シュートで豪快にネットを揺らし、今季リーガ30得点目を奪取する。そして同39分にはJ・ロドリゲスのパスから左サイドを駆け上がると、グラウンダーのクロスでヘセのゴールをお膳立てと前半だけで3得点に絡む活躍を披露した。

　4-0とレアルが大量リードを奪って後半を迎えると、エイバルはFWボルハ・バストンとDFダビド・ジュンカを投入して流れを変えようと試みる。しかし、なかなかリズムをつかめないと後半27分には最後のカードとなるMFイゼト・ハイロビッチを投入した。すると、同34分にはCKの流れからボルハ・バストンが決定的なヘディングシュートを放ったが、クロスバーに弾かれて得点とはならなかった。

　その後もスコアは動かずにレアルが4-0で快勝。一方のエイバルは8試合未勝利(2分6敗)と苦しい状況が続いている。

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