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「足を引っ張り続けてきた」宇佐美がリーグ戦初ゴール!公式戦連敗止める

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[4.10 J1第1ステージ第6節 仙台1-3G大阪 ユアスタ]

 ガンバ大阪はアウェーでベガルタ仙台と対戦し、3-1で勝った。MF宇佐美貴史にリーグ戦初ゴールが生まれるなど、今季最多の1試合3得点。ACLを含めた公式戦連敗を4で止め、3月11日のJ1大宮戦(2-1)以来、公式戦5試合ぶりの白星を飾った。

 G大阪は前半5分、PA左手前で宇佐美のパスを受けたMFアデミウソンが鋭いターンからゴール前にクロス。FW長沢駿がヘディングでゴールネットを揺らし、幸先よく先制点を奪った。

 前半14分にはエースに待望のゴールが生まれる。カウンターから宇佐美がドリブルで中央を駆け上がり、PA手前から右足を一閃。強烈なミドルシュートでニアサイドを破り、2-0とリードを広げた。2月20日の富士ゼロックススーパー杯でゴールを決めていた宇佐美だったが、リーグ戦では今季6戦目で初ゴールとなった。

 G大阪は直後の前半16分にも高い位置からプレッシャーをかけ、アデミウソンがボールをカット。MF今野泰幸とのワンツーからPA内に切れ込み、2戦連発となる追加点を奪った。

 試合序盤で3点ビハインドを負った仙台だが、前半27分、浮き球の競り合いでMF富田晋伍がMF遠藤保仁のファウルを受けたとしてPKを獲得。これをFWウイルソンが決め、1点を返した。前半アディショナルタイムにはMF水野晃樹のFKに合わせたDF大岩一貴のヘディングシュートがゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。微妙な判定で幻のゴールとなり、前半は1-3で折り返した。

 後半はホームの仙台が攻勢を強める。水野がクロスボールやセットプレーから再三、正確なキックを見せ、チャンスを演出。後半38分にはFKのこぼれ球からDF平岡康裕の右クロスにウイルソンがヘディングで合わせたが、クロスバーを越えた。後半アディショナルタイムには水野のボレーシュートがGK東口順昭の手を弾いてクロスバーを直撃。終盤は怒涛の猛攻を見せたが、反撃実らず、3連敗となった。

 宇佐美は試合後のヒーローインタビューで「コースは見えたので、そこにしっかり決め切ることができた」と得点シーンを振り返ると、リーグ戦初ゴールでチームも久々の勝利となり、「足を引っ張り続けてきたので、これから名誉挽回というか、チームを勝たせ続けたいし、そういう責任を持ったプレーをしていきたい」と決意を新たにしていた。

●[J1]第1ステージ第6節 スコア速報

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