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[CL]アグエロがPK失敗も…シティがデ・ブルイネの決勝点で初の4強入り! パリSGは4季連続8強敗退に

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[4.12 欧州CL準々決勝第2戦 マンチェスター・C 1-0 パリSG]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は24日、準々決勝第2戦の1日目を行い、エティハド・スタジアムではマンチェスター・シティ(イングランド)とパリSG(フランス)が対戦した。前半スコアレスに終わったが、後半31分にMFケビン・デ・ブライネが決めたゴールが決勝点となり、1-0でシティが勝利。2戦合計でも3-2としてシティが初の準決勝進出を決めた。一方のパリSGは4年連続の8強敗退となった。

 敵地で2つのアウェーゴールを奪ったシティは第1戦から先発メンバーを代えず、ベンチにはMFヤヤ・トゥレが入った。なお、復帰後好調のMFサミル・ナスリは欧州CLのメンバーに登録されていないため、欠場となっている。対するパリSGは、MFブレズ・マトゥイディとDFダビド・ルイスが出場停止。DFマルキーニョスとDFグレゴリー・ファン・デル・ビールが代わりに入った。

 静かな立ち上がりとなった。前半17分、ゴール正面やや左からのFKをキッカーのFWズラタン・イブラヒモビッチが直接狙うが、強烈なシュートはGKジョー・ハートに弾き出される。シティも徐々にシュートまで持ち込む場面を作ると、同29分にDFセルジュ・オーリエのパスミスからボールを奪ったMFフェルナンジーニョがスルーパス。これに反応したFWセルヒオ・アグエロが抜け出してGKケビン・トラップのファウルを誘い、PKを獲得する。しかし、アグエロが蹴ったボールはゴール右に外れ、絶好のチャンスを逃した。

 シティはMFアドリアン・ラビオと競り合った際の着地で右膝あたりを痛めたアグエロが治療のため一旦ピッチの外に出たが、大事には至らずプレーを続ける。前半40分にはまたもオーリエのパスミスからゴール正面でボールを受けたMFヘスス・ナバスが右足ミドルもゴール右に外れる。守備に回る時間帯が長くなってきたパリSGは直後にアクシデント発生。MFチアゴ・モッタが腿裏を痛め、MFルーカスとの交代を余儀なくされた。

 このままではアウェーゴール差で敗退となってしまうパリSG。後半9分に左サイドを抜け出したDFマクスウェルが折り返したボールをルーカスが押し込むも、オフサイドの判定で得点は認められず。同16分にはオーリエに代えてMFハビエル・パストーレが入れ、攻勢を強めると、同20分にルーカスの右CKからDFチアゴ・シウバがヘッドで合わせたが、GKハートに止められてしまう。

 お互いに集中した守備を見せていたが、試合は後半31分に動いた。MFフェルナンドのパスをPA手前で受けたMFケビン・デ・ブライネがシュートコースを作って右足一閃。ゴール右隅に流し込み、第1戦に続いてデ・ブルイネの先制点でシティがスコアを1-0とした。同39分にはデ・ブルイネに下げてMFヤヤ・トゥレを入れ、守備を強化した。

 突破が厳しくなったパリSGは後半41分にMFアンヘル・ディ・マリアが左に展開し、マクスウェルが上げたクロスをイブラヒモビッチがヘッドで押し込み、ゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定。最後まで諦めない姿勢は見せたものの最後まで得点は奪えず、0-1のまま試合は終了し、フランス王者は準々決勝で姿を消すこととなった。

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