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憲剛の最新本を立ち読み!「史上最高の中村憲剛」(2/20)

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 川崎フロンターレのMF中村憲剛の南アフリカ・ワールドカップから現在までの5年半を描いた『残心』(飯尾篤史著、講談社刊)が明日16日に発売となる。発刊記念として、ゲキサカ読者だけに書籍の一部を公開! 発売前日の15日から20日間、毎朝7時30分に掲載していく。

待望のストライカー、加入<下>

 チームのベースはすでに前年にある程度、築かれている。

 あとは新戦力をいかにフィットさせていくかに注力すればいい、はずだった。

 ところが、新シーズンを戦うチームの形はなかなか定まらず、時間だけが過ぎていく。

 フォワード登録の選手は大久保嘉人のほかに、同じく新加入のパトリック、矢島卓郎小林悠レナトと、人数がそろっている。彼らをどう組み合わせるのか、シーズン開幕が迫ってもなお試行錯誤が続いた。

 大黒柱の中村がキャンプ中にインフルエンザで倒れ、それが治ると今度は胃腸炎を患い、シーズン開幕に間に合わなかったことも、フォーメーションが定まらない要因だった。

 中村が欠場した柏レイソルとのJ1開幕戦に、フロンターレは1-3で敗れた。

 第2節の大分トリニータ戦で中村はスタメンに復帰したが、この試合に1-1で引き分けると、第3節のサガン鳥栖戦は壮絶な打ち合いの末、4-5で落としてしまう。

 その間、4-3-3、3-4-2-1、4-2-3-1と、試合ごとにフォーメーションが変わり、大久保もウイングや2シャドー、インサイドハーフなど、さまざまなポジションで起用され、最適解を導き出せずにいた。

 サガン戦のあと、カタール、ヨルダンに遠征するためにいったんチームを離れた中村が復帰してから2試合目となる4月3日のナビスコカップで、フロンターレはジュビロ磐田を2対1で下し、ようやくシーズン初勝利を挙げた。

 ところが、この試合で中村は、相手選手の激しいチャージを受け、左太もも内転筋を酷ひどく痛めてしまう……。

(つづく)


<書籍概要>

■書名:残心 Jリーガー中村憲剛の挑戦と挫折の1700日
■著者:飯尾篤史
■発行日:2016年4月16日(土)
■版型:四六判・324ページ
■価格:1500円(税別)
■発行元:講談社
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▼これまでの作品は、コチラ!!
○第1回 待望のストライカー、加入<上>

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